英国、マイクロソフトによるゲーム大手買収を阻止
2024.10.22(火)

ゲーム大手の統合が反トラスト規制当局による反対に直面している。
イギリスの公正取引委員会である競争・市場庁(CMA)は4月26日、米IT大手のマイクロソフトによる米ゲーム開発大手のアクティビジョン・ブリザードの買収を認めないと明らかにした。両社は判決を不服として異議を申し立てる予定だ。
アクティビジョン・ブリザードは「Call of Duty」などのゲームを制作する世界最大のゲーム開発会社。マイクロソフトはゲームのサブスクリプションとクラウドゲームを提供している。
マイクロソフトはすでに世界のゲーム市場で60〜70%のシェアを保持する。CMAは買収によってクラウドゲーム市場が寡占状態となることに懸念を示す。技術の発展を阻害し、英国のゲーム利用者の選択肢を減らすことにつながると指摘した。
マイクロソフトは一部のゲームについて、ソニー・インタラクティブエンターテインメントや任天堂を今後10年間提供するなどの解決策も示していたが、CMAは不十分とした。
英当局の決定に両社は反発
マイクロソフトとアクティビジョンは反発の姿勢を見せている。マイクロソフトのブラッド・スミス社長は「英国への信頼が揺らいだ」と反発し、不服の申し立てを表明。アクティビジョンの最高経営責任者(CEO)であるボビー・コティック氏は「今回の決定に反対するつもり」だとしている。
一方、日本の公正取引委員会は買収計画を承認している。マイクロソフトとアクティビジョンの国内ゲーム市場のシェアはともに5%未満と低く、競争が制限されることにはならないとの見解だ。
マイクロソフトは1月、買収額として総額687億ドル(約7.8兆円)を提示。ゲーム市場における存在感を増すことを目的としていた。買収が実現すればマイクロソフトにとって過去最大のM&Aとなる。当初、2023年第2四半期に買収が完了する予定だったが、難航している。
【関連リンク】
・英当局、Microsoftのゲーム大手買収認めず 両社は反発(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR26CPM0W3A420C2000000/
・UK blocks Microsoft takeover of Activision Blizzard(CNN)
https://edition.cnn.com/2023/04/26/tech/microsoft-activision-blizzard/index.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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