Windows11に対話型AI「Window Copilot」を搭載
2024.10.22(火)
米マイクロソフトは5月23日(米国時間)、パソコンの基本ソフトウェア(OS)である「Windows(ウィンドウズ)11」に対話型AI(人工知能)を搭載すると発表した。
Windows 11のデスクトップに統合し、様々な作業を行いながら、質問や依頼ができるようにする。
新技術は「Windows Copilot(コパイロット)」と名付けられ、6月から試験提供する。年次開発者会議「Microsoft Build」では、実際に同技術を使用したデモ画面を共有して説明がされた。
同社は、コパイロットの技術を、表計算や文書作成など多様なツールを備えた「Office」にも組み込む計画だ。
同社最高経営責任者(CEO)のサティア・ナデラ氏は「Windowsという最大のキャンパスにコパイロットを組み込む」と話した。さらに、AIチャットの登場は「インターネットやiPhoneの登場といった他の大きな節目と同じように重要」だと強調した。
画面右側のチャットスペースでユーザーを支援
コパイロットには、Windows 11のトップ画面の下に表示されるタスクバーの中から、青いリボンのようなアイコンをクリックしてアクセスする。画面の右側にチャットスペースが表示され、質問をしたり、指示を出したりしながら作業を進めることができる。
画面の左側にはどのアプリを開いていても良く、右側のチャットスペースを開きさえすれば、対話型AIの助けを得られる。さながら副操縦士(コパイロット)のようなサービスとなっている。
例えば、文書ファイルのPDF形式にした議事録を、右側のサイドバーに表示したスペースにドラッグ&ドロップすると、「説明する」「書き直し」「要約する」というコマンドが自動で生成される。「要約する」のボタンを押すと、AIが議事録を要約して表示してくれる。
もちろん、一般的な質問も可能だ。旅行のプランを練ったり、アイディアを出したり、様々な活動を支援してくれる。「Bing」や「ChatGPT」の拡張機能を利用することもでき、今後も発展に期待が高まる。
【関連リンク】
・WindowsにAIチャットを組み込む「Windows Copilot」発表--6月プレビューへ(CNET Japan)
https://japan.cnet.com/article/35204222/
・Microsoftが「Windows Copilot」発表、PC操作にも対話型AI(日経XTECH)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/15259/
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
-
NVIDIAの新世代AIチップ「ブラックウェル」は何がすごい?概要・業界への影響など徹底解説
提供元:Prebell11/11(月) -
Apple Vision Proの次世代モデルへの期待とハイエンド路線の継続
提供元:Prebell11/11(月) -
2024年版スマートシティランキング|注目ポイント・課題などもあわせて解説!
提供元:Prebell11/11(月) -
シニア世代のスマホセキュリティ対策に警鐘!80代の約4割が無対策
提供元:Prebell11/10(日) -
モバイルバッテリーシェアリング事業を展開するINFORICHが、3つの新サービスを発表
提供元:Prebell11/9(土)