個人情報の収集をめぐり利用者がオープンAIを提訴
2024.10.22(火)
米新興のオープンAIが開発した生成AI(人工知能)「Chat(チャット)GPT」をめぐる訴訟が相次いでいる。チャットGPTの利用者らは6月28日、インターネット上で収集したデータの利用により著作権とプライバシーを侵害したとして、オープンAIを提訴した。
米カリフォルニアの法律事務所クラーソンの主導による集団訴訟として提起された。訴状には6歳の未成年を含む10人以上の原告が記載されていた。
原告側はインターネット上に溢れる文章を書いた人間は、オープンAIのような企業が自社の利益のために利用することに同意していないと主張する。データをどのように収集し、利用しているかを開示するべきだとし、適切な対応を取らない限り、業務停止と損害賠償をするよう求めた。
インターネット上のデータをAIの学習に使用することの合法性はまだ定まっていない。米国では著作権を制限する「フェアユース」という考え方があり、一部のAI開発者はこうしたデータ利用がフェアユースに当たると主張している。
著作権やプライバシーの問題で訴訟
生成AIは簡単な指示を入力するだけで、文章や画像、プログラミングなどあらゆるコンテンツを生み出せる。しかし、AIの開発には膨大なデータ学習が必要であり、著作権侵害や個人情報漏洩の観点から問題視されている。
7月11日には米国のコメディアンであるサラ・シルバーマン氏と作家2人がオープンAIに対する訴訟を提起した。同氏が執筆した回顧録の著作権を侵害されたとして、損害賠償を求めている。SNS(交流サイト)のFacebookなどを運営する米Meta社に対しても同様の訴訟を提起した。
【関連リンク】
・チャットGPT利用者、開発企業を提訴 「個人情報を違法に収集」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20230630/k00/00m/020/033000c
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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