日本でも生成AIを使ったGoogle検索がスタート
2024.10.22(火)
Googleは8月30日、利用者の質問に詳細に答えることができるAI(人工知能)を搭載した検索エンジン「Search Generative Experience(SGE)」の日本語版をテスト公開した。SGEは5月の開発者会議で発表され、すでに米国で8月中旬から試験運用を開始している。
Google検索時にSGEを有効にするには、Googleアカウントを使用して「Search Labs」に登録する必要がある。登録後、パソコンのブラウザやモバイルアプリで利用できる。
SGEを有効にしてキーワード検索をすると、検索結果のトップに生成AIによる回答が表示される。検索は「ロボット掃除機 選び方」のような単語でも、「ロボット掃除機はどのように選びますか?」のような文章の形でも良い。
検索ワードに応じ、関連する情報がまとめられた回答を自然な文章で表示する。回答文の下部には根拠となるWebページのリンクが記載されている。「追加で聞く」の項目から続けて質問することも可能だ。
例えば、「残暑見舞いはいつ頃送る?」と検索すると、「残暑見舞いは、立秋(8月7日頃)から8月末頃までの間に送るのが一般的です」など、質問に沿った回答が生成される。それぞれのWebページのリンクをクリックしなくても、要約した回答を把握できる。
「追加で聞く」機能では「残暑見舞いのマナーは?」「残暑見舞いの表書きは?」など、AIが作成した追加質問を選んで質問するほか、自分で入力することも可能だ。これまでの質問内容を引き継いでおり、自然な会話ができる。
ただし、SGEは試験運用の段階であり、品質にむらがある可能性がある。ウェブメディアや広告サービスへの影響も懸念されている。
検索エンジンのAI活用でも競争が激化
米マイクロソフトと米Googleの激しい競争が続く。「SGE」は生成AIを用いて検索エンジンを強化したマイクロソフトに対抗して開発された。
Googleが提供する検索エンジン「Google検索」は世界でも圧倒的なシェアを誇る。生成AIを搭載することで、さらなる利用者の囲い込みを狙う。
Google検索を担当するキャシー・エドワーズ氏は「新しい生成AI機能は検索をよりスマートかつシンプルにする」と期待を込めた。青色のリンクをクリックすることなく、必要な情報を得られる時代が来るかもしれない。
【関連リンク】
・日本のGoogle検索でも生成AIの試験運用が提供開始(PC Watch)
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1527320.html
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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