「ビジネスプラン」と「ベーシックプラン」の2つの新プランが追加され、メタバースの利用がより身近になり、ユーザーのニーズに合わせた内容が提供されることになった。

ビジネスプランは月額11万円で、商用向けの機能や会場テンプレートが提供される。ユーザーは簡単にメタバース空間を立ち上げることが可能だ。

さらに訪問予約機能など、新たなビジネスモデルを支援する機能が含まれている。また、2023年内にECサイトShopifyとの連携機能が実装される予定で、これにより価格を抑えてメタバースビジネスに参入することが可能だ。

一方、ベーシックプランは月額990円で、グループでのワールド制作が可能な機能が提供される。これは、メタバースを構築したいコミュニティ向けのプランで、友達との交流やイベントの開催ができる。

「Vket Cloud」は、メタバースを開発できるエンジンで、4月20日から一般サービスの提供が開始された。ユーザーはVket Cloud SDKをダウンロードし、Unityに取り込むことで自身のメタバースを制作することができる。

さらに、C#（シーシャープ）をベースにした独自スクリプトを用いて、ミニゲームなどの制作も可能だ。Vket Cloudで作られたワールドは、HIKKYが運営するメタバースサービス「My Vket」に一覧表示される。また、AIチャットボット「ChatGPT」を使ったテキストチャットを行うAIアバターの配置も可能である。

【関連リンク】

・Webメタバース開発エンジン「Vket Cloud」に2つの月額制プラン「ビジネスプラン」、「ベーシックプラン」が追加(窓の杜)
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1546440.html

TEXT：PreBell編集部
PHOTO：iStock