アップル、未来を見据えたセキュリティ強化へ
2024.10.18(金)
アップルは、メッセージングサービス「iMessage」に未来の量子コンピューターの脅威に備えたポスト量子暗号技術を導入することを発表した。
これにより、AppleはIT業界においてセキュリティの未来への対応で革新的な一歩を踏み出した。量子コンピューティングは現在まだ幼い段階にあるが、将来的には従来の暗号を容易に解読できる力を持つとされている。
iMessageに導入される通信プロトコル「PQ3」は、そのような将来の量子攻撃にも耐えうる最高水準のポスト量子安全性を提供することを目指している。Appleの先見の明は、今すぐにはその力を持たない量子コンピューターの存在を前提とした長期的なデータ保護戦略に基づいている。
業界を牽引する「Post-Quantum Cryptography Alliance」の設立
一方、Appleだけでなく、テクノロジー業界全体もポスト量子暗号の開発と普及に向けた動きを強化している。Linux Foundation傘下で「Post-Quantum Cryptography Alliance」が設立され、AWS、Google、NVIDIA、Cisco、IBMといった大手企業がプレミアメンバーとして参加した。
このアライアンスは、量子コンピュータによる暗号解読攻撃に耐えうる新しいアルゴリズムの標準化と実装を目指している。彼らが取り組むプロジェクトは、量子コンピュータ耐性を持つ暗号技術の開発という難題に挑んでいる。
特に「Open Quantum Safe」と「PQ Code Package」という二つの重要なプロジェクトが示されている。「PQ3」の導入と並行して、このアライアンスによる活動は、セキュリティ技術の未来への対応という共通の目標に向けた業界全体の取り組みを象徴している。
【関連リンク】
・AppleがKyberアルゴリズムに基づいて構築されたiMessage用のポスト量子暗号プロトコル「PQ3」発表、2024年3月のiOS 17.4・iPadOS 17.4・macOS 14.4・watchOS 10.4でリリース(Microsoft Start)
https://x.gd/TZ0oA
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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