AIだけの動画配信サイト「Showrunner」の登場
2024.10.20(日)
AIの急速な進歩により、これまで人間の手によって作られてきたコンテンツ制作の在り方が大きく変わろうとしている。
その象徴的な存在が、アメリカのスタートアップ企業Fable Studioが発表した新しい動画配信サイト「Showrunner」だ。
Showrunnerは、AI技術を活用してユーザー自身がテレビ番組のエピソードを制作できるプラットフォームとして注目を集めている。ユーザーはプロンプトを入力することで、キャラクター、ストーリーライン、スタイルを選択し、2分から16分の独自のエピソードを生成できる。
優れたユーザー制作のエピソードは、将来的にシリーズの公式な設定の一部になる可能性もあるとのこと。Fable StudioのCEOであるEdward Saatchi氏は、Showrunnerを「AIのNetflix」になることを目指していると語っている。
現状の課題と、AIコンテンツ制作の未来
現在、Showrunnerで予告編が公開されているアニメーション作品を見ると、動きが少なく、声やセリフに違和感があるなど、クオリティの面では課題が残っている。しかし、これはAIによるコンテンツ制作がまだ黎明期にあることを考えれば、ある程度予想されたことでもある。
Saatchi氏は、AIが長編ドラマよりもエピソード形式のコンテンツに適していると認めつつも「AIは単なるVFXテクノロジーの進化にとどまらない、より根本的な破壊をもたらすと信じている」と述べ、「5年後には、番組を見る私たちの関係性は全く異なったものになるだろう」と予測している。
AIを活用したコンテンツ制作は、まだ発展途上の段階ですが、Showrunnerのような取り組みは、その可能性を示唆するものと言えるだろう。技術の進歩とともに、自分だけの番組を作って楽しむ日が訪れるのも、そう遠くない未来なのかもしれない。
【関連リンク】
・AI版ネトフリが誕生、すべて生成AIが作ったコンテンツ番組を配信(カラパイア)
https://karapaia.com/archives/52332191.html
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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