ぶどうの情報をブロックチェーンに紐づけ、ブランド毀損を撲滅 シティーデジタルと林ぶどう研究所
2024.10.21(月)
株式会社シティーデジタルと林ぶどう研究所は、ぶどうのDNA情報をブロックチェーンに紐づけ、育種の収益を還元するシステムを構築するための実証実験を8月8日に開始した。
シティーデジタルはテクノロジーとビジネスを融合し、インターネットサービスの企画・開発・運営を行うデジタル総合商社。同プロジェクト以外にも、ブロックチェーンを活用したスニーカー取引コミュニティ「KCKC(キクシー)」などを手掛ける。林ぶどう研究所は岡山県岡山市で100種類以上のぶどうを栽培。また、15年以上ぶどうの品種改良のため研究を重ねる農家だ。
1000億円の日本果樹のブランド被害 共同で特許出願中
実験では、今期収穫された林ぶどう研究所のオリジナル品種「マスカットジパング」のDNAや栽培者といった複数の情報をブロックチェーンに紐づける。それらの情報をRFIDタグに記録して最終消費者が読み取れるようにすることで、品種改良・栽培から消費者に届くまでの取引全体を透明化する。それにより、消費者が安心して購入できる仕組みを構築し、違法栽培・販売等のブランド毀損の撲滅によるブランド価値の向上も目指す。
品種改良は非常に手間と時間がかかるにも関わらず、品種の盗難や不正栽培が横行し、日本果樹のブランド被害は年間1000億円とも言われている。これらの課題を背景に、シティーデジタルと林ぶどう研究所が議論を進め、解決に向けて動き出した。なお、このシステムは2社が共同で特許を出願中だ。
【関連リンク】
・ぶどうの価値、ブロックチェーンで守る--DNA情報ひも付けで不正栽培防止(CNET Japan)
https://japan.cnet.com/article/35222554/
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
-
電球から音楽が降り注ぐ⁉新感覚のLEDスピーカーが、自宅をライブハウスやSFの世界にしてくれました【IoTでスマートな暮らし】
提供元:Prebell10/23(水) -
高額な報酬で誘う闇バイトにご注意!うっかり応募してしまうと……?【サイバー護身術】
提供元:Prebell10/23(水) -
新感覚の地図アプリとポイ活で、散歩にIT革命起こしてみました【ミツヒロ新発見!ネットサービス体験記】
提供元:Prebell10/23(水) -
ソニーとホンダの新EV「アフィーラ」とは?特徴や自動車業界の動向も合わせて解説!
提供元:Prebell10/23(水) -
キズナアイ、YouTubeの“ガチ視聴者”だった!!そんな彼女のYouTube活用術とは?【暮らし、楽しむ、YouTube(特別編)】
提供元:Prebell10/23(水)