ピザを温める斬新なガジェット「PIZZAWRMR」登場
2024.12.6(金)

カナダのピザチェーン「ピザハット」が、PlayStation 5(PS5)の排熱を活用してピザを温める装置「PIZZAWRMR」を発表した。この装置は、PS5本体を横置きにし、その上部に取り付ける構造となっており、PS5の排熱を直接内部に送ることで、ピザを常に温かい状態で楽しめるというものだ。
「PIZZAWRMR」は販売される製品ではなく、3Dプリント用の設計データが公式サイトで無料配布されている。ダウンロードには名前、メールアドレス、居住国の登録が必要だ。設計データを利用する際には、食品を安全に保つためにアルミホイルの使用が推奨とされる。また、注意書きには使用による損害についての責任を利用者が負う旨が記載されており、遊び心あるユーモアを感じさせる一方で、安全性への配慮がうかがえる。
この装置の発表により、ピザハットはゲーマー層への訴求を強める戦略を見せたが、一部のユーザーからは懐疑的な意見も寄せられている。例えば、「PS5の排熱が本体を故障させるのではないか」「ピザの油で機器が汚れる」といった声が掲示板サイトで多く見られた。
ゲーマー市場へのアプローチとその背景
「PIZZAWRMR」は、単なるガジェットではなく、ピザハットがゲーマー市場に向けた宣伝戦略の一環として開発したものである。ピザハットによれば、装置はピザハットの中サイズのピザに最適な設計となっており、自社製品をアピールするユニークな試みと言える。同様の例としては、2020年にケンタッキーフライドチキンが発表した排熱でチキンを温める「KFConsole」が挙げられる。
一方で、3Dプリンターが必要な点や製作過程のハードルの高さから、一般消費者にとって実用的とは言い難いのも事実だ。さらに、PS5の排熱を利用するという構造上、本体への影響や安全性への懸念がつきまとう。しかし、この装置は実際の販売を目的としたものではなく、ピザハットのブランド価値を高めるためのプロモーション的側面が強い。
「PIZZAWRMR」は、ピザとゲームという2つの人気文化を結びつける発想力の象徴とも言えるだろう。斬新な広告手法としての注目度は高く、企業がユーモアを交えながら製品をアピールする好例となっている。
【関連リンク】
・ゲームしながら、いつまでも温かいピザを食べられるケース(GIZMODO)
https://www.gizmodo.jp/2024/11/pizza-hut-pizzawrmr.html
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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