迷惑電話対策に有効！iPhone「ライブ留守番電話」を活用しよう

2024.12.10(火)

迷惑電話の増加が問題視される中、iPhoneの「ライブ留守番電話」機能が注目を集めている。これは、iOS18から登場した新機能である。相手が留守番電話にメッセージを残している間、その内容をリアルタイムで文字起こしするものだ。これにより、音声を聞かずとも内容を確認できるため、迷惑電話か重要な連絡かを瞬時に判断可能である。

設定方法は非常に簡単。「設定」アプリから「電話」を選択し、「ライブ留守番電話」をオンにするだけで利用を開始できる。着信時に応答せず待機すると、留守番電話モードに自動で切り替わり、相手がメッセージを残せばその内容が画面上に表示される。さらに、後から電話アプリで録音された音声と文字起こしを確認することも可能だ。

この機能の利点は、迷惑電話を完全に無視できる点にある。内容を見た時点で不要だと判断すれば放置するだけで済む。一方、重要な電話の場合は、メッセージの途中でも応答できる柔軟性がある。

活用時の注意点

「ライブ留守番電話」を使用する上で注意すべき点がいくつかある。まず、相手がメッセージを残さない場合、発信者が特定できない。また、この機能はiPhone本体に依存しているため、電源オフや圏外の場合には利用できない。その際は携帯キャリアの留守番電話サービスが補完する形となるが、キャリア契約がない場合は対応できない点を覚えておきたい。

そして、海外での使用時には特に注意が必要だ。海外渡航中にこの機能をオンのままにしておくと、自動応答によって国際着信料が発生する可能性がある。そのため、渡航時には事前に設定をオフにすることを推奨する。

この機能を最大限活用するためには、迷惑電話と重要な電話を効率的に仕分けする習慣を持つことが大切だ。また、親しい相手にはメッセージを残してもらうよう伝えておくとさらに便利に使えるだろう。

【関連リンク】
・増え続ける迷惑電話に有効　iPhone「ライブ留守番電話」とPixel「通話スクリーニング機能」の使い方(ITmedia Mobile)
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2412/09/news135.html

TEXT：PreBell編集部
PHOTO：iStock