日本発の透過型XRグラス「ダイナエッジXR1」、2025年春に法人向けで販売
2025.1.5(日)
Dynabookが発表した透過型XRグラス「ダイナエッジXR1」は、2025年春に法人向け販売を予定している。このデバイスは、現実空間を見ながらデジタル情報を視界に重ねることができる特徴を持つ。ディスプレイ解像度はフルHD(1920×1080)、視野角は対角約45度と広く、作業現場やオフィスでの利用に適している。
XR1は両眼透過型で、従来の単眼型デバイスに比べて視認性が向上。透明なレンズを採用することで、自然な視界を維持しつつ情報を表示可能にした。加えて、中央にRGBカメラ、左右にモノクロカメラを備えることで、周囲の環境を認識し、作業支援やナビゲーション機能を提供する仕組みを搭載している。また、メガネフレーム部分にはスピーカーとマイクを内蔵しており、音声による操作やガイド機能を活用する場面でも高い利便性を発揮する。
USB Type-C端子を利用して、PCやスマートフォン、専用XRコントローラー「dynaEdge C1」と接続することで、幅広い用途での活用が可能だ。特に、オフィスでは仮想ディスプレイを活用したマルチタスク業務、建設現場や倉庫では作業指示の可視化やナビゲーションといったシーンが想定されている。
XRコントローラー「ダイナエッジC1」の連携
「ダイナエッジC1」は「ダイナエッジXR1」と組み合わせて使う専用のXRコントローラーで、独自のOSを搭載。アプリケーションの追加により、業務内容や作業環境に合わせた柔軟なカスタマイズが可能である。デバイスにはオクタコアのARMプロセッサーを採用し、スムーズな処理性能を実現している。
操作は4方向ボタンやタッチパッドを使う仕様で、工場でのピッキング作業や観光地での情報案内など、さまざまな業務用途に対応可能だ。さらに、音声認識や翻訳、撮影した映像の分析・記録といった高度な機能も搭載している。
装着感にも配慮がなされており、ノーズパッドやテンプル部分にクッション性を持たせることで長時間の使用でも快適さを保つ設計となっている。通常のメガネに近い感覚で利用することができる。
【関連リンク】
・日本発のARグラス「ダイナエッジXR1」。一般販売お待ちしてます(GIZMODO)
https://www.gizmodo.jp/2024/12/dynaedge-xr1.html
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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