noteがGoogleと資本業務を提携、サービスの充実を目指す
2025.1.22(水)
1月14日、メディアプラットフォームを運営するnote株式会社が、Googleと資本業務提携を締結したことを発表した。noteは、第三者割当増資により約4億9000万円を調達する。この取引により、Googleはnoteの株式約6%を取得し、第3位の大株主となる見通しである。発行価格は1株508円であり、払込期日は1月29日と設定されている。今回の増資に伴う希薄化率は6.4%と見込まれている。
noteは累計会員登録者数が893万人を超え、月間アクティブユーザー数は5000万人以上を記録している。Googleとの協議は2023年4月ごろから進められており、主に生成AI技術の活用を中心とした提携の可能性が検討されてきた。今回の提携により、noteは生成AIを活用した機能開発を加速させ、クリエイターや企業向けのサービスの充実を目指す。
提携の目的と今後
Googleとの提携に基づき、noteは生成AI技術を活用した編集支援ツールの開発を進めている。このツールでは、Googleの生成AIモデル"Gemini"が利用され、2月以降、順次サービスの提供を開始する予定である。主に、文章の校正やアイデアの整理、表現の改善を支援する機能が盛り込まれる。また、企業向けサービス"note pro"では、これまで提供されていた投稿リスク検知機能の精度向上が図られる。
noteはコンテンツ分類やリコメンドの技術を強化し、その応用範囲を広げる計画も明らかにしている。これらの技術はnote内での利用だけでなく、外部企業への有償提供も視野に入れているとされる。
SNS上では、この提携について好意的な反応と懸念の声が交錯している。「クリエイターにとっては大きな助けになる」との期待がある一方、「広告表示の増加」や「検索順位への影響」を懸念する意見も見受けられる。いずれにせよ、今回の提携はnoteの事業基盤を強化し、利用者にさらなる利便性を提供する一歩となることが期待される。
【関連リンク】
・noteとGoogleが資本業務提携 生成AIの強力な味方を得る(ITmedia エンタープライズ)
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/2501/17/news083.html
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:Freepik
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