2秒で充電完了!スマートフォン充電「Swippitt」
2025.2.5(水)
スマートフォンの充電技術は年々進歩している。現在では140W充電が実用化され、数十分で充電が完了する機種も登場している。しかし、高速充電には専用の充電器やケーブルが必要で、すべての環境で最適な速度が出せるわけではない。そこで、まったく異なる発想から生まれたのが、Swippitt(スィピット)というデバイスだ。
Swippittは、スマートフォンケース型のバッテリー「Swippitt Link」と、トースターのような形をした充電ステーション「Swippitt Hub」のセットで構成されている。スマートフォンをSwippitt Linkに装着し、そのままHubに差し込むと、ケース内のバッテリーが2秒で交換され、満充電の状態で取り出せる仕組みになっている。
このシステムでは、Hub内に常に充電されたバッテリーが5個ストックされており、交換するたびに次のバッテリーが充電される。従来のようにケーブルをつなぐ必要もなく、待ち時間も発生しない。使い方は簡単で、スマートフォンをスロットに入れて取り出すだけ。手軽に電池残量を回復できるため、忙しい朝や外出前のわずかな時間でも、バッテリー切れの心配を減らせる。
Swippittの利便性と課題
Swippittの最大の特徴は、そのスピードとシンプルさにある。充電のためにコンセントを探す手間もなければ、スマートフォンを手放す必要もないのだ。これにより、ビジネスシーンや旅行先でもストレスなく充電ができる。
ただし、いくつかの課題も存在する。まず、Swippitt Linkはバッテリーを内蔵しているため、通常のスマートフォンケースと比べて厚みと重量が増してしまう。また、Swippitt Hubは450ドル(約7万円)、Swippitt Linkは120ドル(約1万9000円)と、セットで購入するとかなり高額になる。コスト面を考えると、一人で使うよりも、家族やオフィスなど複数人での利用が適しているかもしれない。
さらに、現在対応しているのはiPhone 14・15・16シリーズのみで、Android端末向けのモデルは2025年末以降の対応予定となっている。今後の展開次第では、より多くのユーザーにとって選択肢となる可能性もある。
Swippittは、従来の充電方法とは異なるアプローチで、スマートフォンの使い方を変える試みだ。価格の高さが課題となるが、利便性を重視するユーザーにとっては魅力的な選択肢となるだろう。
【関連リンク】
・Swippitt: スマートフォンを急速充電するための革新的な「トースター」(City Magazine)
https://x.gd/23D1e
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:Freepik
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