アドビ、AI動画生成「Firefly Video Model」を一般公開
2025.2.16(日)
アドビは2月13日、AI動画生成サービス「Firefly Video Model」の提供を開始した。このサービスでは、1920×1080の解像度で5秒間の動画を生成できる。テキストプロンプトを入力するだけでなく、開始フレームと終了フレームを指定した「Image to Video」機能も利用できる。加えて、アスペクト比やカメラコントロールのオプションも備えており、ユーザーのニーズに応じた調整が可能となっている。
無料枠では2回の動画生成が可能だが、それ以上の利用は有料となる。料金プランは月額1580円の「Standard」プランと、月額4780円の「Pro」プランの2種類があり、それぞれ5秒の動画を20回、または70回生成できる仕組みだ。なお、この課金はAdobe Creative Cloud(CC)の会員プランとは別となっており、Fireflyを利用するには追加の支払いが必要となる。
サービスの提供開始に伴い、アップロードできる画像にはコンテンツガイドラインが設定された。しかし、一部の画像は意図せず制限を受けることがあるようだ。例えば、日本人女性の写真がガイドライン違反として却下されたケースもある。従来のImage to Video機能の中でも、特に厳格な基準が適用されていると考えられる。
商用利用は可能だが、実用レベルに達していないとの指摘も…
アドビは本サービスを「IPフレンドリーで商用利用可能なAI」として打ち出している。これは、学習データとして許諾を得たもののみを使用しているため、生成された動画の著作権リスクが低いことを意味する。クリエイターにとっては、安心して商業プロジェクトに活用できるメリットがある。
一方で、品質や利便性の面ではまだ課題が多い。実際に生成された動画に関しても、表情の不自然さが目立つなど、競合サービスと比較して品質面での課題が指摘されている。例えば、Luma Dream Machineの最新モデル「Ray 2」と比べると、表現力や動きの滑らかさに大きな差がある。さらに、リアルな合成を実現する「Pika」の「Pikaddition」との比較においても、Adobe Fireflyの性能は見劣りすると感じるユーザーも多いようだ。
【関連リンク】
・アドビ、商用利用可能な生成AI動画モデル「Firefly Video」(Impress Watch)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1662316.html
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TEXT:PreBell編集部
PHOTO:Freepik
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