持ち運べる「もうひとつの画面」、ARグラス「XREAL One」の可能性
2025.3.22(土)
リモートワークや出張の多いビジネスパーソンにとって、作業環境の快適さは重要な課題だ。特にノートPC一台での作業は、デスクトップ環境に比べるとどうしても効率が落ちる。しかし、ARグラス「XREAL One」を活用すれば、その問題が解決されるかもしれない。
XREAL Oneは、サングラスのような見た目のARグラスで、PCやスマートフォンと接続すると、目の前に仮想のディスプレイを表示できる。左右に搭載されたソニー製のマイクロOLEDディスプレイは、1920×1080の解像度を持ち、最大367インチ相当の映像を映し出せる。デュアルディスプレイ環境に慣れたユーザーにとって、外出先でも同じような作業環境を確保できるのは大きなメリットだ。
特に出張時の新幹線やカフェでは、モバイルディスプレイの設置が難しい。しかし、XREAL Oneなら、USB Type-CでPCと接続するだけで、すぐに仮想ディスプレイが利用可能になる。視野角が50度と限られているため、画面全体を見るには首を動かす必要があるものの、慣れれば違和感は少なくなる。また、ウルトラワイド表示(32:9)に対応しており、フルHDモニター2台分の作業スペースを確保することも可能だ。
エンタメ用途でも実力を発揮
XREAL Oneの魅力は、仕事だけにとどまらない。動画視聴やゲームなどのエンターテインメント用途でも、その性能を十分に発揮する。例えば、スマートフォンと接続すれば、NetflixやYouTubeの映像を大画面で楽しむことができる。暗い環境で使う「シアターモード」を選べば、映画館さながらの没入感を味わえるのも特徴だ。
また、BOSE製のスピーカーを搭載しており、臨場感のあるサウンドを楽しめる。周囲の雑音を遮るノイズキャンセリング機能も備えているため、電車の移動中でも集中して映像に没頭できる。ただし、音漏れを完全に防ぐものではないため、使用場所には注意が必要だ。
一方で、XREAL One単体ではコンテンツを再生できず、常に外部デバイスとの接続が必要という制限もある。さらに、メガネを使用している人は、度付きレンズの準備が必要になるなど、使用者によっては工夫が求められる部分もある。
XREAL Oneの価格は6万9800円だが、仕事とエンタメの両方で活用できる点を考えると、価格も十分に検討に値するだろう。今後、ARグラスの普及が進めば、ディスプレイを持ち歩く時代は終わりを迎えるかもしれない。
【関連リンク】
・ARグラス「Xreal One」を装着インプレッション!使い方にコツはいるもののダラダラしながら動画を観たいならはアリかも(&GP)
https://www.goodspress.jp/reports/660945/
TEXT:PreBell編集部
PHOTO:iStock
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