映画「あまろっく」で江口のりこ、中条あやみ、笑福亭鶴瓶の関西ノリが爆発!
2025.3.31(月)

江口のりこ、中条あやみ、笑福亭鶴瓶という関西人3人が痛快な人情物語を展開する映画「あまろっく」が4月13日(日)日本映画専門チャンネルにて放送される。
■江口のりこ、笑福亭鶴瓶の凸凹親子コンビが痛快!

映画公開時、「あまろっく」というタイトルから、SNSでは「尼さんがロックをする音楽映画か」という書き込みも散見された。実際は"尼ロック"という愛称で尼崎市民から呼ばれている「尼崎閘門(あまがさきこうもん)」がモチーフになっている作品だ。尼崎閘門は、2つの水門を開閉することで海と運河で高さの違う水位を調節して船舶を通航させ、尼崎の「0メートル地帯」に海の水が流れ込むのを防ぐ守護神的な役割を持つ。
江口扮する主人公の優子は、幼少期から頭の回転が速く、家でグータラばかりしている、鶴瓶演じる父親の竜太郎(若かりし頃は松尾諭)にも鋭いツッコミを入れる毎日。それでも、竜太郎は「俺は我が家の"尼ロックや"」と訳の分からないことを言って寝転がってテレビを観るだけ。そんな竜太郎に、優しい愛情を向け続ける母の愛子(中村ゆり)にもちょっとあきれ顔の優子。
優子はその後、秀才ぶりを発揮し京大に進学。一流企業に就職するが、そこでも頭の良さが仇になり、周囲へきつい態度を繰り返し、リストラ。39歳にて尼崎の実家に戻ってくることになってしまう。その間に愛子は他界し、父一人、子一人の生活が始まるが、娘のリストラを「おめでとう」と祝うなど、相変わらずノー天気な竜太郎に辟易とする優子。
まず本作の魅力の一つが、江口と鶴瓶の凸凹親子コンビ。関西弁でやりあうテンポ感の良さ。どんなことでも「人生で起こることはなんでも楽しまんと」と楽観的に捉える竜太郎と、シニカルに突っ込む優子のやり取りは、どこか微笑ましい。
■中条あやみの新境地が垣間見えるシーンが盛りだくさん!

しかしある日、食卓を囲むなか、竜太郎が優子に「お父ちゃん再婚することになりました」と伝え、状況は一変。なんと竜太郎が連れてきたのは、中条演じる容姿端麗な20歳の早希だ。優子は「隠し子か」と凄むが、再婚相手という事実に愕然とする。
自分よりも圧倒的に若い母親に戸惑う優子。絶対に裏があると思い常にいぶかしむ目を向けるが、優子がどんな辛辣な態度をとろうとも、早希は明るく朗らかに「家族が一緒にいるのはいい」と笑顔を絶やさない。優子がマシンガンのような関西弁で攻撃を仕掛けても、臆することなく立ち向かう早希。

江口の強い関西弁にも真っ向勝負の中条。これまでの中条と言えば、圧倒的なルックスと愛くるしい笑顔で"可愛らしさ"が前面に出る役柄が多かったが、コテコテの関西弁を駆使し一歩も引かない。特に終盤、ある出来事をきっかけに一層当たりが強くなる優子に対しても、竜太郎さながらの懐の深さで、心をほぐしていく早希は、中条の新境地ともいえる役柄だ。
優子と早希、二人の関係性は次第にポップさに切なさも加わり、ハートフルに展開していく。特に、竜太郎との馴れ初めを話す際、早希が「お父ちゃん、襲った。奥の手や」とほくそ笑むシーンや、優子がプロポーズされたとき、優子の頬を手で撫でる早希は、倍も年齢が上の娘に対して包み込むような母性が感じられ、中条の新たな一面が垣間見えた。
尼崎が舞台の物語。兵庫県出身の江口、大阪府出身の中条と鶴瓶といった布陣で作り上げた関西ノリが、見事な人情物語を演出している。
文=磯部正和
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