寡黙な高倉健と熱演派の宇津井健&千葉真一の対立構図が作品の魅力を引き立たせる! 国産パニック映画の金字塔「新幹線大爆破」
2025.3.29(土)
「高速走行中の新幹線を停車させると爆発する」という唯一無二のスリリングなストーリーで世界をうならせ、ハリウッド映画「スピード」(1994年)もその影響を受けたと言われる国産パニック映画の金字塔「新幹線大爆破」(1975年)。高倉健が主演を務め、誕生から半世紀を経た今も語り継がれるこの名作の4Kリマスター版が4月4日(金)、東映チャンネルで放送される。4月23日(水)には、草彅剛主演で本作をリブートした新作「新幹線大爆破」がNetflixで配信スタートするタイミングで、その原点に触れるまたとない機会となる。
本作最大の見どころが、爆弾を仕掛けられた新幹線の命運をめぐるサスペンスであることは言うまでもない。だが、物語を彩る俳優陣に目を移すと、一味違った魅力が浮かび上がってくる。
(C)東映
■サスペンスを引き立てる主演・高倉健と豪華共演陣の対峙
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物語は、新幹線に爆弾を仕掛け乗員・乗客を人質に身代金を要求する犯人グループ、その標的となった新幹線内、救助に尽力する国鉄指令室、犯人逮捕に奮闘する警察という4つの視点で展開する。膨大な人数に上る登場人物にふんするのは、当時の日本映画界を支えた俳優陣。その中で主演を務めるのが、犯人グループのリーダー、沖田哲男役の高倉健だ。爆弾の解除方法と引き換えに身代金を要求し、全関係者を翻弄するその説得力は、当時すでに大スターだった高倉ならでは。
終始抑制の効いた寡黙な芝居を貫く高倉は、状況を冷静に見極め、国鉄への脅迫電話を繰り返す沖田を淡々と演じ続ける。とはいえ、それだけではドラマにならないが、ここで効果を発揮するのが、豪華共演陣の存在だ。
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沖田と対峙する警察&国鉄グループの中で、特に強い印象を残すのが、事態解決に尽力する国鉄の運転指令長・倉持を演じる宇津井健と、爆弾を抱えた新幹線の命運を託された運転士・青木役の千葉真一だ。いずれも力のこもった演技が武器の熱演派で、その持ち味を存分に発揮している。
抑制の効いた寡黙な芝居を見せる高倉と、熱演派の宇津井&千葉の対峙。全編を貫くこの対照的な構図は、冷静な知能犯・沖田と追い詰められて焦る国鉄サイドという立場の違いを際立たせ、サスペンスの魅力を一段と引き立てている。さらに高倉は、この2人だけでなく、丹波哲郎や鈴木瑞穂といった警察サイドを含む名優たちの熱演もすべて受け止め、まったく揺るがない「扇の要」として機能している。本来、倒産した町工場の元社長に過ぎない沖田を、こんなに風格たっぷりに演じられる俳優は、ほかにいない。
■"寡黙な健さん"の原点
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実は本作当時、高倉は俳優人生の曲がり角に立っていた。東映のドル箱だった任侠映画のブームは去り、高倉主演の人気シリーズも軒並み終了。俳優として新たな道を模索していた高倉にとって、不景気で人生を棒に振った町工場の元社長・沖田という市井の男の役は、新境地とも言えた。それまで「網走番外地」(1965年)などで生きのいい役も演じてきた高倉は、本作で新たに"寡黙さ"という武器を身に着ける。そしてまもなくホームグラウンドだった東映を去ると、「八甲田山」(1977年)、「幸福の黄色いハンカチ」(1977年)、「南極物語」(1983年)などを通じて"寡黙な健さん"のイメージを定着させ、国民的俳優への階段を上っていくこととなる。そう考えると「新幹線大爆破」は、我々が知る"寡黙な健さん"の原点と言っていいかもしれない。
Netflixのリブート版「新幹線大爆破」で主演を務める草彅剛は、「前作の主演の高倉健さんの気持ちを受け継ぎ、全力で挑みます」と語っている。皆さんも、リブート版に挑む前に、本作で高倉健の思いをぜひ受け止めてほしい。
文=井上健一
放送情報【スカパー!】
新幹線大爆破 4Kリマスター版
放送日時: 4月4日(金)20:00~
チャンネル: 東映チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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