除隊後の活躍が期待されるソ・ガンジュン、「グリッド」のストイックな捜査官役で見せた迫真の演技
2025.3.8(土)

俳優業を基盤とする5人組グループ・5urprise(サプライズ)出身で、"塩顔イケメン"と言われるなど日本でも人気の高いソ・ガンジュン。
「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」(2016年)や「天気がよければ会いにゆきます」(2020年)など数々の恋愛ドラマでも存在感を発揮する一方で、そんなロマンス演技とのギャップで役者としての奥深さを表現したのが、入隊前最後の主演ドラマ「グリッド」(2022年)だ。

(C) 2025 Disney and its related entities
兵役前に撮影を終え、2022年2月に世界配信された本作は、1997年、2021年、2091年という3つの時間を軸に展開する新感覚のサスペンス・スリラー。
1997年に地球規模の危機から人類を守る防御膜"グリッド"を生み出した"謎の女=通称・幽霊"が、姿を消してから24年。2021年となった現在、今度は"連続殺人鬼の共犯者"として姿を現す。その奇妙な連続殺人事件を捜査するのがソ・ガンジュン演じる政府の捜査官キム・セハと女性刑事チョン・セビョク(キム・アジュン)だ。事件を追ううちに、2人は全人類の未来を揺るがす巨大な謎に巻き込まれていく。

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映画並みの壮大なスケール感と、国内外で高い評価を得たスリラー「秘密の森 深い闇の向こうに」(2017年)の脚本家イ・スヨンによる緻密なストーリー展開に注目が集まる中、ソ・ガンジュンはそこに決して埋もれない熱演を見せた。
高いハッキング能力をもつキム・セハは、幼少期から"幽霊"を粘り強く追跡しており、敵か味方か分からない"幽霊"への複雑な感情を巧みに表現。時に感情にふたをして冷静に振る舞い、時に執念深く追う様子を、目つき声色、セリフのトーンなどで繊細に演じ視聴者の没入感を高めている。

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相棒となるチョン・セビョク役を演じたのは、映画「カンナさん大成功です!」(2006年)のヒットでも知られるキム・アジュン。彼女とのヒリつくようなタッグもドラマの奥行きを演出。共に"グリッド"の秘密を追う2人は殺人事件現場で衝撃の光景を目の当たりにし、真実を追い求めて力を合わせるように。それぞれクールな雰囲気を放ちつつ、見つめ合って話すシーンからは両者の強い正義感や緊張感が透けてみえる。

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表情から甘さを排除し、追跡者の執念を体現したソ・ガンジュン。30代となり、ストイックなセハ役からは大人の色気も漂うが、そこに滲む孤独や人間らしい痛みも繊細に表現している。除隊し活動を再始動させた今、俳優ソ・ガンジュンが見せる迫真の演技を振り返りたい。
文=川倉由起子
放送情報【スカパー!】
グリッド
放送日時:2025年3月12日(水)20:00~
※毎週(水)20:00~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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