小栗旬のギャップある銀さんが意外とハマる!?新八役・菅田将暉のツッコミも新鮮な映画「銀魂」
2025.2.28(金)
年々世界中で日本アニメの認知度は上がり続けている。そのブームの中心にいることが多い作品がジャンプ作品だ。原作漫画をしっかりと受け継ぎ、アニメ化された作品の数々は根強いファンを世界で獲得してきた。ただ、漫画の実写化となると話は別で国内外で賛否両論になることが多く成功することは難しい。今回はそんなファンの目が厳しい実写化映画の中でも大ヒットを収めた「銀魂」を紹介しよう。
「銀魂」は少年ジャンプで連載されていた漫画でコメディ要素の中にも人情劇をいれこんだ独特な世界観が人気を博した作品だ。今回紹介する実写映画「銀魂」は原作漫画のストーリーを基盤に製作され、完璧に同じストーリーではなく映画1本内である程度完結するような形になっている。監督はコメディ映画で名高い福田雄一だ。
(C)空知英秋/集英社 (C)2017映画「銀魂」製作委員会
舞台は江戸末期、宇宙からやってきた天人と廃刀令により侍はかつての勢力を失うに至っていた。坂田銀時もその1人。攘夷志士として最後まで戦い抜いた彼も、万事屋銀ちゃんをのんびり経営する日常を送っていた。そんな折、同志であった桂が消息不明になる事件が起こり銀時は解決に乗り出す...。
主人公の坂田銀時を演じたのは小栗旬。銀時は侍として強く、芯の通った男だが時に子供のような品のない行動をすることも多い役柄。そんな癖のある役を小栗は見事に演じ切った。
また、監督の福田はこの作品に多種多様なオマージュを盛り込みつつ、役者のアドリブも組み込んだ。それはいわばメタ的な思考で、演じるには器用な切り替えが必要であっただろう。
(C)空知英秋/集英社 (C)2017映画「銀魂」製作委員会
例えばムロツヨシと工房で様々な道具を見るシーンがあるがそこには明らかに他作品から持ってきたような道具がある。そのようなコミカルなシーンを観客が笑えるようにしっかりと演じ伝える匙加減は流石とい立つえるだろう。加えて、最後の戦闘シーンはこのようなコメディシーンとのギャップもあり非常に格好いい。
銀時の助手のようなポジションでもう1人の主人公ともいえるのが志村新八。これは菅田将暉が演じた。新八は劇中でボケ倒すキャラたちのツッコミのようなポジションでいわば視聴者と同じ目線に立つ大切な存在。そんなキーパーソンを菅田は全力で演じた。というのも他作品では菅田はリアリティのある印象的な役柄をすることが多いが、新八は兎に角リアクションが大きめな役柄。そんな叫ぶか!?ということも多いくらいだ。しかし、菅田はどこでも全力投球で観客に芝居へ疑問を挟む余地を与えない。菅田将暉という俳優はコメディも出来るのかと脱帽である。
銀魂は漫画の連載が終わった現在も根強い人気を誇る。また、最近も劇場で「銀魂オンシアター」プロジェクトが行われるなど活動も続いている。是非、小栗や菅田がキャラになりきるこの実写版「銀魂」も一度ご覧あれ。
文=田中諒
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