雪組トップスター・彩風咲奈、トップ娘役・夢白あやによる待望の再演!「愛するには短すぎる」('23年雪組・全国)
2025.2.4(火)
雪組全国ツアー「愛するには短すぎる」(2023年)。2006年、星組トップスター・湖月わたるのサヨナラ公演として初演された後、2011年星組中日劇場、2012年月組全国ツアーでも再演されている。ファンの間でも愛されている作品だけに、待望の再演であった。
物語の舞台はイギリスからアメリカに向かう豪華客船の船上だ。留学帰りの御曹司・フレッド(彩風咲奈)は幼なじみであり、今は船上でダンサーをしているバーバラ(夢白あや)と思いがけず再会し、婚約者がありながらも恋に落ちてしまう。
船上という限定された空間、そして4日間という限られた時間の中で展開していく物語である。そういう状況に身を置くと、人はいつになく感性が敏感になったり、ずっと蓋をしてきた思いがあふれたりするのかもしれない。果たして、船がニューヨークに着く前に二人が下す決断はいかに?
脚本・演出を担当するのは正塚晴彦。気の利いたセリフの応酬が正塚作品らしい。心に秘めた思いは大事にしながらも日常にきちんと戻って行こうという抑制の効いた感じがお洒落な作品である。
見どころは何といってもフレッドとバーバラ、そしてフレッドの友人である劇作家志望のアンソニー(朝美絢)の掛け合いだ。この3人の芝居は演じる俳優によって全然違うイメージになると思われるが、今回は洒脱な掛け合いの底に誠実さと温かみが漂い、雪組らしい良さが出ている印象だった。
フレッドを演じるのは前雪組トップスターの彩風咲奈。お披露目公演となった「CITY HUNTER」の冴羽獠役を皮切りに、中国物の大作「蒼穹の昴」の梁文秀、海外ミュージカル「BONNIE & CLYDE」のクライド、そして退団公演となった「ベルサイユのばら」のフェルゼンと、重厚な悲劇から愉快なコメディまで幅広い作品で多彩な魅力を発揮してきた。本作では生真面目な御曹司の役を軽やかに演じてみせる。
バーバラを演じるトップ娘役・夢白あやはタカラヅカらしい華やかなお姫様の役も似合いそうだが、今回は出てきた瞬間に、地に足のついた理性的な女性であることが伝わってくる。
朝美絢演じるアンソニー、この役はコミカルな見せ場も多く美味しい役でもあるが、そういう面白い部分とお芝居をしっかり見せる部分とのバランスがいい。何より、とても楽しそうに演じているのが良かった。
正塚作品の常連・凛城きらがおせっかいな執事・ブランドン役でいい味を見せる。いっぽうで悪役フランクに挑む華世京、デイブ役を好演した紀城ゆりやなど、若手スターの活躍が見られるのも全国ツアーならではだ。
主役筋のお芝居と同時並行で、あちこちの船室で事件が起こり、様々な人間模様が垣間見えるのも、本作のお楽しみである。舞台では見逃してしまった船上のドラマを発見できるかもしれない。
文=中本千晶
放送情報【スカパー!】
愛するには短すぎる(’23年雪組・全国)
放送日時:2月28日(金)23:00~
放送チャンネル:TAKARAZUKA SKY STAGE
※放送スケジュールは変更になる場合があります
-

桃月なしこが代表作「ヨドンナ」で魅せた役者としてのポテンシャル
提供元:HOMINIS1/6(火) -

これぞ劇場版ライダー作品の原点!本郷猛と佐々木剛が演じる1号&2号の共闘が熱い!「仮面ライダー対ショッカー4Kリマスター版」
提供元:HOMINIS12/29(月) -

「紅白」でも垣間見えたトキ(高石あかり)&ヘブン先生(トミー・バストウ)との確かな絆...新展開の朝ドラ「ばけばけ」で育まれた2人の信頼関係
提供元:HOMINIS1/5(月) -

大泉洋が箱根駅伝の生中継に熱を注ぐテレビ局プロデューサー役に挑戦!池井戸潤原作の連続ドラマ「俺たちの箱根駅伝」
提供元:HOMINIS1/4(日) -

永作博美や深田恭子も挑んだ難役!復帰作「しあわせな選択」の日本公開が控えるソン・イェジンの色褪せない魅力が詰まった「私の頭の中の消しゴム」
提供元:HOMINIS1/3(土)

