佐野勇斗が現在と未来の自分、1人2役を見事に演じ切る!新感覚の就活ヒューマンストーリー「就活タイムカプセル」
2025.1.31(金)
	NHK連続テレビ小説「おむすび」でヒロイン・結(橋本環奈)の高校時代からの恋人で、結と結婚した翔也役に抜擢された俳優・佐野勇斗。そんな佐野が2022年にTBSドラマで初主演を務め、1人2役を演じたのが「就活タイムカプセル」だ。
 同作で佐野が演じているのは、就活がうまくいかず焦りを感じている大学生・朝井拓真。そんな中、10年後の夢を書いて埋めたタイムカプセルがきっかけで、未来の自分と文通ができるようになる不思議な就活ヒューマンストーリーが綴られていく。
「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で共に仕事をしたプロデューサーは、"多彩な顔を持つ俳優"と見込んで、佐野に1人2役という難役をオファー。見た目や雰囲気も違う20代前半で就活生の拓真と、30代前半の拓真との演じ分けに、佐野は試行錯誤しながらも取り組んでいったという。就職活動という人生の岐路で心が揺れまくる拓真は、心理表現が鍵となる役柄だ。そんな同作で見せた佐野の新たなチャレンジに注目したい。
■佐野が演じるのは夢と現実の狭間で葛藤し、苛立つ主人公

仲間の就職が次々に決まっていく中、拓真は地道に就活を続けるものの内定はゼロ。拓真の幼なじみであり恋人でもある理紗(田辺桃子)から大手企業ばかりを志望していることを指摘されても、早く貧乏から抜け出したいからとイライラ。理紗のことも心配させてしまう。

そんな中、友人の真美子(高月彩良)と英一(伊島空)の提案で、4人は小学生の頃にタイムカプセルを埋めた場所に向かい、小学生だった自分たちが10年後に向けて書いた"夢の手紙"を見ることに。かつての拓真の夢は"世界一の料理人になること"。カプセルの中にはレシピノートも入っていたが、家族に起こったある出来事によって人生が変わってしまった拓真は、ノートに "内定がほしい"と何度も書き殴り、タイムカプセルに入れて押し入れに放り込んでしまう。この行為こそが、10年後の未来の自分を呼び寄せることになるのだ。"追加募集をしている外資の一流企業を受けろ"と紙に書かれたメッセージを受け取った拓真が、未来の自分について質問をすると衝撃の答えが――。
無精髭にメガネをかけた30代の拓真と大学生の拓真は、時が流れたことをリアルに感じさせる佇まい。喋り方などの違いも含めて1人2役を演じきった佐野の演技が見事だ。
■未来の自分に起こることを知って、嗚咽し、うずくまるシーンは必見

タイムカプセルに書いたメッセージを見たことによって、内定が決まっていた理紗は自分がやりたかった道に進むことを決意する。一方、拓真は未来の自分との文通を続け、どんな手を使ってでも目指す企業に入って勝ち組になりたいという想いを募らせていく。
幼い頃の2人の思い出に亀裂が入り、今まで寄り添ってくれた理紗にも声を荒げるようになる拓真。やがて、さらなる未来に待ち受ける出来事を知ってしまい、家から飛び出し、感情を爆発させるシーンは佐野の熱演に息を呑む。
本当に大切なもの、幸せとは何なのかを問いかける本作。プロデューサー、キャスト共にほぼ同世代なのも興味深く、20代の感性が反映されたドラマに佐野の役者魂が宿っている。
文=山本弘子
放送情報【スカパー!】
就活タイムカプセル
放送日時:2025年2月8日(土)13:00~
チャンネル:TBSチャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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