前田敦子の演技に散りばめられた表現に脱帽!結末が見逃せない映画 「イニシエーション・ラブ」
2025.1.30(木)
■初見では必ず騙される!?「イニシエーション・ラブ」
映画館では毎月のように新作が公開されるジャンルがある。恋愛やアドベンチャーといった類が真っ先に出てきそうだが、答えは「ミステリー」だ。ミステリーならではのどんでん返しの爽快感はどの季節でも視聴者を惹きつける力があり、時期を選ばないジャンルとして不動の地位を築いている。今回はそんなミステリーという映画ジャンルの中から「イニシエーション・ラブ」を紹介しよう。
(C)2015 乾くるみ/「イニシエーション・ラブ」製作委員会
「イニシエーション・ラブ」は乾くるみの小説を基にした映画で、原作はside-A side-Bから構成された内容が最後から2行目でどんでん返しが起こるというコンセプトで一躍人気に。映画ではその最後の2行目が終わりの5分となっており、小説の奇抜さをそのまま映像化したことで話題を呼んだ。また、小説の各章にはその章を象徴する80年代の曲のタイトルが冠されており、映画では劇中歌としてその多くが使用された。
映画もsideA/Bで物語は展開する。Aでは地元静岡の合コンで出会った2人の男女、鈴木(松田翔太)と成岡繭子(前田敦子)通称マユが純真な愛を育む様子が描かれている。Bでは東京の会社に派遣が決まった鈴木がマユへの愛情を持ちながらも、東京で出会った石丸美弥子(木村文乃)からの猛烈なアプローチに揺れ動く心と「イニシエーション(通過儀礼)の恋愛だった」という強烈なワードを巡り、物語は予想だにしなかった結末を迎える...
■悪女?それとも...前田敦子と木村文乃、2人が魅せる女
(C)2015 乾くるみ/「イニシエーション・ラブ」製作委員会
この物語のキーを握るのは鈴木を巡る2人の女性だ。そのうちの1人、静岡で付き合った女・マユを演ずるのは前田敦子。物語の根幹に関わるため明言することはできないが、見終わった時には物語の最初に比べて観客のマユへの印象は180度転じている可能性があるくらいの怪演であった。
もう1人の女性、美弥子は木村文乃が演じた。美弥子はまさに鈴木にとって「いい女」で「都会の女」。これは「地元の女」であるマユと対比するようになっている。木村の美弥子を観ていると鈴木だけでなく観客の誰もが惚れてしまうくらい素敵だと思うくらいの魅力をたたえていた。
ところで前田も木村の芝居もどこか似ている。それは笑顔が人を惹きつけるという点だ。無論、マユと美弥子が人を惹きつける力があるということからの芝居なのだろうが、この2人の芝居の共通点が物語の進行につれて不気味になる。情愛だと思っていた笑顔がマイナスに転じるかのように、意味合いがガラリと変わる。果たして2人は対比されるような女だったのか...?結末はどうか、あなたの目で確かめてみてほしい。
文=田中諒
放送情報【スカパー!】
イニシエーション・ラブ
放送日時:2月12日(水)21:30~
放送チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
-

佐々木蔵之介&齋藤飛鳥がドラマ版を経て映し出した、親子それぞれの成長と心情!映画「マイホームヒーロー」
提供元:HOMINIS8/5(火) -

中井貴一×小泉今日子×飯島直子の、互いを気遣う絶妙な距離感!「続・続・最後から二番目の恋」放送中に実現した、リアルな「3人飲み」
提供元:HOMINIS8/5(火) -

上川隆也&吉谷彩子演じる検事と事務官のバディが動き出す!観月ありさ、大西流星ら共演の痛快で骨太な司法ミステリー「能面検事」
提供元:HOMINIS7/25(金) -

美空ひばり&高倉健、若かりし頃の大スター同士が魅せる人間味あふれる演技が盛り沢山な映画「恋愛自由型」
提供元:HOMINIS8/5(火) -

松田優作の強烈な存在感にノックアウト!山口百恵、宇津井健が親子役を演じた赤いシリーズ第一作「赤い迷路」の魅力
提供元:HOMINIS8/3(日)

