恐怖に陥れられていく生田斗真を堪能!人間の狂気が一番怖いと実感できる映画「告白 コンフェッション」
2024.12.22(日)
作品によってさまざまな顔を見せる生田斗真が、極限状態で放つ狂気を前面に出した映画「告白 コンフェッション」(2024年)が1月19日(日)に日本映画専門チャンネルでTV初放送される。原作は「カイジ」の福本伸行と「沈黙の艦隊」のかわぐちかいじによるサスペンスコミック。ほぼ2人しか登場しない物語で、手に汗を握る心理戦が繰り広げられる。
浅井啓介(生田)とリュウ・ジヨン(ヤン・イクチュン)は、学生時代に同じ山岳部に所属。16年前、大学の卒業登山中に行方不明になり事故死とされた同級生・西田さゆり(奈緒) の慰霊のため、毎年山に登るのが恒例になっていた。17回忌の慰霊登山中、雪による視界不良のためジヨンがケガを負ってしまった上、2人は遭難してしまう。先に進めず死を覚悟したジヨンは、浅井に「最期に聞いてくれ」と、ある殺人の告白をする。その告白にショックを受けた浅井だが、その直後に山小屋を発見。2人は気まずい一夜を過ごすことに...。
最初は友人を助けようと必死だったが、友人からの思わぬ殺人の告白を聞いてしまったことで疑心暗鬼になっていき、次第に自分のことを殺そうとするジヨンから逃げまどい、ジヨンと命をかけた鬼ごっこを繰り広げていく浅井。そしてついにこんな状態を生んだジヨンへの憎しみまでもが生まれていく...。
そんな心の変化を見事に表現している生田。不安や驚き、恐れ、憎しみのわずかな違いをワンシチュエーションの中で表現していく。時間の経過とともに追い詰められていく様子が手に取るように伝わってくるのはさすがと言える。

74分という比較的に短い長さの映画なのに見応えがあるのは、主人公である浅井の感情の起伏をリアルに感じることができるからだろう。ジヨンに追い詰められていく浅井を見ながら、観客も共感し追い込まれて恐怖する。それくらい没入させる力が生田の演技にあるのだ。
また一方、ジヨンの不気味さも本作の大きな魅力になっている。過去の殺人を告白することはまだ理解できるが、その後、口封じのためだけに執拗に迫ってきたり、ましてやケガした足を引きずり匍匐前進をしながらも迫ってくる姿は狂気でしかない。そしてその狂気には幽霊やお化けとはまた違った恐ろしさと執念が感じられる。

そんなジヨンを演じたヤン・イクチュンは、日本映画「あゝ、荒野」(2017年)などでも強烈な存在感を発揮してきた俳優。ワイルドな役を演じることが多いが、今回は無口で朴訥な青年から次第に殺人鬼に変化していく、見事な変身ぶりを披露している。
韓国人留学生という設定のため、日本語と韓国語を巧みに使いこなしながら、怒りをぶつけていく姿は見ているものを恐怖に陥れる。韓国語の懺悔にも近い独白は自らの行動を肯定しているようで、ジヨンが話の通じない殺人鬼にしか見えなくなるから不思議だ。
感情をぶつけ、救助隊が訪れる朝までケガをしながらも死の追いかけっこをする2人。その演技バトルは手に汗握るし、時には飛び上がるほど驚かされる。そしてストーリーとしては最後に驚きの仕掛けが待っている。
生田とヤンとの2人芝居を存分に楽しめる本作。ホラーやサスペンスといったくくりでは表現できない、人間の狂気を堪能してみよう。
文=玉置晴子
放送情報【スカパー!】
告白 コンフェッション<PG-12>
放送日時:1月19日(日)21:00~ ほか
※本作に続けて、「告白 コンフェッション」ディレクターズ・カット版(モノクロver.)<PG-12>も放送
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