間宮祥太朗が体現したリアリティのある恐怖!W主演の佐藤二朗、川栄李奈ら出演陣の演技も見どころの大ヒット作「変な家」
2024.12.20(金)

端正な顔立ちと硬軟自在の演技でドラマ、映画、舞台と幅広く活躍している間宮祥太朗。「東京リベンジャーズ」シリーズをはじめとする話題作の数々に出演し、主演を務めたクライムサスペンス「連続ドラマW-30 ハスリンボーイ」(2024年)では、裏社会に足を踏み入れた大学生役で振り幅のある演技を披露。さらに、2025年1月24日(金)に公開を控える「アンダーニンジャ」にも、忍者組織のエリート役という役どころで起用されている。
2025年もさらなる活躍が期待できそうな間宮の主演作で今年大ヒットした映画が「変な家」(2024年)だ。1月4日(土)にWOWOWシネマで放送される本作は、ホラー作家・雨穴のベストセラー小説をもとにしたミステリー。「リーガルハイ」シリーズで知られる石川淳一が監督を務め、日本特有の住宅事情や独特の間取り、ミステリー要素に名作ホラー映画のオマージュなども盛り込まれている。
物語はオカルト専門の動画クリエイター・雨宮が、マネージャーから引越し予定の一軒家の間取りについて「何かが変」という相談を受けることから始まる。自身のオカルトネタの提供者でミステリー愛好家の変人設計士・栗原に間取りの不可解な点について意見を求めると、次々に奇妙な違和感が浮かび上がり...。
間宮が演じたのは、"雨男"の名前でオカルト専門の配信をする売れないYouTuber・雨宮。売れるために危険な香りがする怪しいネタに手を出し、次第に変な家とその謎に引き込まれ巻き込まれていく男だ。じめっとした陰湿な雰囲気、少しずつ忍び寄るような不安感へのリアルな反応がかえって恐怖を煽る。
ゾクっとする瞬間やハラハラさせる展開と、淡々とした日常やクールに謎を解き進めていくシーンとの緩急も見事だ。ともすれば大袈裟になりがちなミステリーホラー作品において、間宮はバランスのいい演技を見せた。また、冷静沈着だが妄想家の設計士・栗原に起用された佐藤二朗も、抑えた演技で一風変わったミステリー愛好家を体現。変人ぶりもさることながら、少しずつ謎を解明していく様子も見応えがある。
間宮は佐藤と真に迫った掛け合いを見せる。微妙にずれているようで息が合っている2人のバディ感も本作の魅力の一つだ。そして、物語の鍵を握る謎めいたヒロインを川栄李奈が演じているが、敵か味方か分からないミステリアスな役どころに、役者としての表現の幅を感じさせた。
YouTube動画を基に書籍化した、雨穴のベストセラー小説を映画化した本作。間取りには作った人間の意図が必ず存在するが、そこには触れてはいけない闇があるのかもしれない...その闇は禁忌だからこそ人を惹きつける。本作が興行収入50億円を突破する大ヒットを記録したのは、原作の面白さはもちろん実力派たちによる演技も大きな要因だろう。間宮をはじめとする俳優陣を通してリアルに体感できる恐怖を味わってほしい。
文=中川菜都美
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