ドSな小栗旬とクソ真面目な石原さとみが織りなす不器用なラブロマンス!ドラマ「リッチマン、プアウーマン」
2024.12.18(水)
「花より男子」で人気がブレイクした小栗旬が主演、石原さとみがヒロインを務めたのが今も人気ドラマとして支持されている「リッチマン、プアウーマン」(2012年)だ。
当時、王子様キャラとしても注目を浴びていた小栗が演じているのは時価総額3000億円のIT企業「ネクストイノベーション」の29歳の社長、日向徹。一方、当時若手の石原が演じているのは東京大学理学部に在籍しているものの、就活に大苦戦している地味めの女子大生、夏井真琴だ。格差のある男女が出会い、やがて惹かれあっていくストーリーはタイトルからして世界的ヒットとなった映画「プリティ・ウーマン」を思い起こさせる。そんな胸キュン要素がありつつ、会社立ち上げ当時からの日向のバディである朝比奈恒介(井浦新)の屈折しまくった愛が本作をドラマティックに彩っている。放映されていたのは就職氷河期であると同時にIT業界の若き企業家が注目されていた時代で脚本を手がけたのは「きのう何食べた?」の安達奈緒子。ビジネスもの+コミカル要素もありのラブロマンスに仕上げる手腕はさすがである。ちなみに第5話からは綾野剛が、第6話には菅田将暉がゲスト出演。主人公と同じく当時、まだ29歳だった小栗と26歳だった石原の表情豊かでフレッシュな演技、役柄を振り返ってみたい。
■自由奔放、ドSの若きIT社長を演じる小栗にハマる人、続出

副社長の朝比奈(井浦)から"カリスマにして天才"と絶対的な評価を得ている日向のポリシーは「今ここにない未来は自分で創る」。個人情報をインターネット上で管理する「パーソナルファイル」を立ち上げることを思いつき、行動に移す。弱点は人の名前が覚えられないことと、思いどおりにいかないと癇癪を起こすこと、恋愛偏差値が低いことだ。そんな日向と昔、地元で会ったことがある真琴は偽名を使って会社説明会に出席。が、東大理学部なのに内定が一つももらえていないのは日本の教育の失敗例とディスられ、真琴は悔しさのあまり日向に反撃。その反骨心と類まれな記憶力を買われ、真琴はネクストイノベーションに短期アシスタントとして雇われることになる。イエスマンばかりの環境にいる日向にとって嘘がつけない真琴は心を波立たせる存在。真琴を「無個性」、「宿題女」とからかい、謝りたいのになぜか怒るドSっぷりを発揮する一方で、打たれ弱い日向の若さゆえの危うさを小栗がその内面まで繊細に表現。悪戯っぽい笑顔と起業家のシリアスな顔のギャップで視聴者を魅了した。
■石原演じる就活生が社長と副社長のバディを揺るがせる?

クソ真面目で必死。日向が窮地に立たされた時にはアナログなやり方で全力でサポートする真琴と出会ったことで日向は少しずつ成長していく。一方、朝比奈は妹・燿子(相武紗季)に「お兄ちゃんはホントによくできたナンバー2ね」と言われたことで打ちのめされ、日向に嫉妬心を抱くとともに世間知らずの相棒を変えていく真琴にも複雑な感情を抱くようになる。真琴の登場で根幹が揺らいでいく「ネクストイノベーション」。そして内心、日向にキュンキュンしながら必死に自分の気持ちを抑える(はためには丸わかりなのだが)ヒロインを演じた石原は本作がキッカケで主演女優として確固たるポジションを獲得した。笑顔も泣き顔も健気。お酒を飲むとベロベロになるのもチャーミングだ。当時のIT企業の勢いとともに描かれる日向、朝比奈、真琴の愛ゆえにすれ違うじれキュン感。小栗、石原のキラキラした演技が本作のワクワク感を加速させている。
文=山本弘子
放送情報【スカパー!】
リッチマン、プアウーマン
放送日時:1月8日(水)12:10~ ほか
放送チャンネル:フジテレビTWO ドラマ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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