佐々木大地七段、小山怜央四段らフリークラスから順位戦への参加を果たした棋士たちを紹介!
2024.12.12(木)

プロ編入試験や次点2回の四段昇段の場合、フリークラスからのデビューとなる。また、順位戦C級2組で降級点を3つ取ってしまった場合もフリークラスとなり、いずれも10年以内(ただし60歳まで)の順位戦参加または復帰を目指すこととなる。
フリークラスから順位戦への参加条件は4つあるが、最も多く、かつ現実的なのが30局以上指して勝率6割5分の成績を収めることだろう。
直近ではプロ編入試験を経て昨年度にデビューした小山怜央四段が、この条件を満たして順位戦への参加を決めた。デビューからは1年3ヶ月での結果で、まずまず順調なスタートと言える。ただ、アマチュア時代に出場した少ないプロ公式戦の中でも10勝5敗の条件を満たし、編入試験を受けているので順当でもあるだろう。これは歴代でも3位の速さであり、2025年度の順位戦から参戦となる。

⒞囲碁・将棋チャンネル
四段になってから順位戦参加まで最も早かったのは佐々木大地七段で、三段リーグで次点2回を取って四段昇段。デビューからわずか10ヶ月で順位戦の参加を決めた。デビューが4月だったので、順位戦にもプロ2年目から参加している。今やタイトル戦にも2度挑戦した若手トップクラスの一人で、この結果にも納得だろう。
次に早かったのが古賀悠聖六段。こちらも次点2回での四段昇段で、デビューから11ヶ月と、1年経たずに順位戦の参加を決めている。古賀は順位戦に参加後も、C級2組、C級1組を1期抜けの快挙を果たした。3期目の今期は中盤で黒星を喫し、3期連続の昇級は難しそうではあるものの、フリークラスデビューの棋士としては初の順位戦連続昇級の記録を作った。
順位戦からの降級組では伊藤博文七段、島本亮六段の二人が順位戦復帰を決めた経験がある。他にもチャンスを作った棋士は多いのだが、あと1~2勝の壁が厚い。なお、こちらの復帰規定は降級組にのみ適用されるため、森内俊之九段のように自らフリークラス宣言して転出した棋士は、規定の成績を満たしても順位戦に戻ることはできない(宣言するとフリークラスにおける引退までの期間は、理論上最速で降級した場合よりも長くなる)。
次点2回や編入試験合格によるフリークラスのデビューはこれまでに10人以上いるが、順位戦に参加をせずに引退となった棋士はまだおらず、5年以内に成績を満たしている。今年は小山が順位戦参加を決めて、現在は小山と同日に次点2回でデビューした柵木幹太四段が奮闘中だ。まだ星が集まってはいないものの、通算では勝ち越しの成績ではあるので、近いうちにチャンスが来ることだろう。
文=渡部壮大
放送情報【スカパー!】
第32期 銀河戦 本戦Bブロック 2回戦 黒沢怜生六段 vs 小山怜央四段
放送日時:12月31日(火)18:00~
放送チャンネル:囲碁・将棋チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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