ヒョンビンと共演した代表作「私の名前はキム・サムスン」から間もなく20年...名女優キム・ソナが絶妙に表現する上流階級の闇
2024.12.8(日)

御曹司を演じたヒョンビンとの恋模様が支持を集めた、韓流ラブコメの傑作と名高い代表作「私の名前はキム・サムスン」(2005年)から間もなく20年が経つキム・ソナ。
アラフィフとなった近年では、初のスリラーに挑んだ「赤い月青い太陽」(2018年)や、復讐に燃える女社長を演じた「シークレット・ブティック」(2019年)など、ベテランらしい演技力と重厚な存在感を生かしたシリアス演技の印象が強く、好感度抜群のコメディエンヌから一転、新境地を開拓する意欲作への出演が相次いでいる。
そんな韓国を代表する実力派女優の一人であるキム・ソナが、2022年に主演を務めたドラマ「The Empire:法の帝国」(12月27日(金)より女性チャンネル♪LaLa TVにてTV初放送)。演じるのは、法曹界を支配する富豪一族の3代目で、次期大統領候補の夫以上に影響力を持つとされているソウル中央地検の部長検事ハン・ヘリュルだ。

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誰もが羨むセレブな生活を送りながら、検事として、一人の女性として自分の信念を貫こうと懸命に奮闘するヘリュルだったが、夫の裏切りにより完璧な生活が一変。欲望、偽善、秘密...など韓流ドラマらしいドロドロも兼ね備えた、上流階級の特殊な世界とスキャンダラスな日常が暴かれていくストーリーが見どころだ。

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波乱の展開が次から次に巻き起こる劇中には、リアルな法廷エピソードも登場。というのも、本作は現役の弁護士たちが脚本を執筆しており、実際に法に携わる者ならではのリアルな描写が満載。法廷内外の緊迫したやり取りなど、従来の法曹ドラマとは一線を画す斬新な内容となっている点も見逃せない。

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確かな演技力で視聴者をグイグイと引き込むキム・ソナの演技力もさすがの一言。冒頭、ヘリュルが夫婦でパーティーに参加するシーンは華やかで凛としたオーラを放ち、化粧室での"異変(夫の不貞行為が行われていた)"に勘付くもそっと出ていく一連の表情が絶妙だ。
上流階級ならではの、ちょっとした綻びも許されない張り詰めた空気に包まれながら、常に威厳のある佇まいを保ちつつ、裏では孤独な戦いに身を置くヘリュルの複雑な心理を深みのある演技で表現。彼女の表情のさじ加減ひとつで本作に必須な圧倒的緊張感が生まれ、オンリーワンの貫禄も相まって各シーンで強烈な印象を残している。

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"キム・ソナ出演作にハズレなし"と称されるほどのヒット請負人である彼女が魅せる濃密なスキャンダラス・ストーリー。大学のロースクールの院長を務める母親を演じた名女優イ・ミスクを筆頭に、脇を固める実力派俳優陣たちとの演技合戦にも引き込まれること必至で、コメディエンヌのイメージを一新させるキム・ソナの存在感は一見の価値ありだ。
文=川倉由起子
放送情報【スカパー!】
The Empire:法の帝国
放送日時:2025年2月28日(金)15:30~
チャンネル:女性チャンネル♪LaLa TV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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