スン・リー(孫儷)のカリスマ性と繊細な表現!「月に咲く花の如く」以前に出演した歴史大作「ミーユエ 王朝を照らす月」
2024.11.17(日)
2017年の「月に咲く花の如く」でチェン・シャオ(陳暁)やピーター・ホー(何潤東)といった豪華出演陣のなかで、周囲の男性たちを虜にしながら自らの才知で大豪商へと上り詰める奔放なヒロインを演じたスン・リー(孫儷)。TV放送では視聴率1位を連発、配信でも総視聴回数136億回超えという大記録を達成するほどの大ヒットへとドラマを導いた。
清朝末期という激動の時代に実在した実際の商人が数々の苦難を乗り越え成長していく様をチャーミングに演じ、数々の賞を受賞するなど高い評価を受けた彼女だが、そんな「月に咲く花の如く」以前に主演した「ミーユエ 王朝を照らす月」(2015年)でも実在の女傑を演じ、作品を大ヒットさせている。
(C)東陽市花児影視文化有限公司
WOWOWプラスで12月2日(月)から全81話が放送される「ミーユエ 王朝を照らす月」は、中国統一を初めて成し遂げた名帝として知られる秦の始皇帝の高祖母・宣太后ことミーユエの一代記を、総製作費58億円という大スケールで描いた絢爛豪華な歴史絵巻だ。
中国唯一の女帝として知られる武則天よりも1000年ほど前、圧倒的なカリスマと聡明さを武器に、中国統一への道を切り開き、天下の礎を築き上げた中国史上初の女性政治家・ミーユエ。ドラマでは王の血を引きながらも庶子として生まれた彼女が逆境を跳ね飛ばしながらトップの座へ成り上がっていく様子が描かれる。
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王の寵愛を受けようとする女性たちの思惑や嫉妬、野望、裏切りが渦巻く後宮を生き抜いていくミーユエの少女時代から、宣太后になるまでをスン・リーは演じ切っており、様々なことを経験しながら成長していく女性の内面を多彩な演技で浮かび上がらせている。
我が道を貫こうとする真っ直ぐで芯のある眼差し、頭脳を武器に成り上がっていくカリスマ性、後宮内で唯一信用できる義母姉に向ける安らぎに満ちた笑顔、子どもに向ける母性に満ちた慈悲深き顔...など、繊細な感情まで丁寧に演じ分ける演技力は見事だ。
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また、激動の人生の中で出会う3人の男性との恋愛模様も盛り込まれている本作。彼女の政治の手腕に惚れ込んでいる秦王をはじめ、幼なじみであり初恋相手である優男・黄歇、異民族の王であるワイルドな翟驪と、三者三様の男性、それぞれだけに見せる女性の顔も見逃せない。
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信頼していた友の裏切りなど悲しい出来事も経験しながらも強くしたたかに生き、権力の座にまで上り詰めたミーユエ。重厚な歴史ドラマで、激動の人生を歩んだ女性の気高く凛々しく、そして繊細な内面を巧みに演じて見せたスン・リーの熱演は見応え抜群だ。
文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
ミーユエ 王朝を照らす月(全81話)
放送日時:2024年12月2日(月)6:00~
※(月)〜(金)6:00前後〜2話連続放送
チャンネル:WOWOWプラス 映画・ドラマ・スポーツ・音楽
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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