藤原竜也の抑圧した演技の積み重ねに心が抉られる!伊藤英明、仲村トオルらも共演のサスペンス「22年目の告白-私が殺人犯です-」
2024.10.31(木)
映画「バトル・ロワイアル」(2000年公開)で第24回日本アカデミー賞の優秀主演男優賞と新人俳優賞をW受賞、ほか複数の映画賞で新人賞を受賞し、現在も実力派俳優として活躍し続ける藤原竜也。今年もドラマ「全領域異常解決室」で主演、また12月公開の映画「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」で堕天使・ルシファー役を務めるなど、安定した活躍ぶりを見せている。
演技の幅も広い藤原だが、撮影当時に「こういうキャラクターは演じたことがなかった」と語った作品がある。2017年公開の映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」だ。
本作は2012年の韓国映画「殺人の告白」をリメイクしたもので、5件もの連続殺人事件を起こした犯人が時効を迎えたことで名乗り出、告白本を出版。それを発端に事件の真相が明らかになっていくサスペンスだ。
藤原が演じたのは、主人公の1人である連続殺人犯・曾根崎雅人。曾根崎とはいったいどんなキャラクターなのか、藤原はそれをどう演じたのか、見ていくことにしよう。
■抑圧した演技で謎の多い曾根崎を体現
(c)2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
物語はもう1人の主人公、伊藤英明が演じる刑事・牧村航が、チンピラを追いかけているところから始まる。牧村はかつて連続殺人事件の担当刑事だったが、犯人から恨みを買ったため同僚を殺され、同居していた妹も行方不明となっていた。
そんな牧村の元に、時効を過ぎて法で裁かれることがなくなった連続殺人犯・曾根崎が、告白本の記者会見を開くという知らせが届く。
記者会見のシーンで映し出される曾根崎の姿は、瞳に暗いものが漂っているような、なんとも言えない雰囲気ある。その後の食事を取っているシーンでは、暗さに加えて何か強いものが身体の中にあるような空気があり、部屋を訪ねてきた女性編集者とテレビ出演の話になった時は、苛ついたようにフォークを皿の上に投げ出したりもする。
そして女性編集者の首に手を掛け、押し殺した低い声で「(告白本を)徹底的に売ってください」と囁くのだ。被害者の遺族が院長を務める病院に行き、マスコミの前で院長に土下座するという芝居がかった姿を見せたりすることから、世間の注目を集めてさらに本を売り金儲けしようとしている、物語前半の曾根崎は、そんなふうに見えなくもない。
しかし病院からの帰りの車の中で、「まだ足りない、もっと必要だ」と強い眼差しで呟く様子には、金儲けだけでは収まらない何かを胸に秘めている様子が感じられる。
曾根崎の心の中には、いったい何が潜んでいるのか。口調や、眼差しに含まれた空気など、微妙な演技で曾根崎という謎めいた人物を表現する藤原の力量はさすがと言えるし、その真意が知りたくてどんどん先が見たくなってしまうのだ。
■藤原の演技の積み重ねが心を抉るシーンを生み出す
物語は中盤で大きく動く。仲村トオル演じるフリーのジャーナリスト・仙堂俊雄の依頼により、曾根崎はテレビに出演することになる。さらに、曾根崎は偽物であり、自分が連続殺人事件の犯人だという男が現れ、曾根崎と牧村に一緒にテレビに出るよう要求してくる。
連続殺人事件を追っていた仙堂との息詰まるようなやり取りや、真犯人を名乗る仮面の男との対峙。そして仮面の男が持ち込んだ、犯行当時の映像。さまざまな要素が組み合わさった時に、ついに曾根崎が本心を露わにする。
曾根崎の真意が明らかになる瞬間は衝撃的であり、まさに心を抉るようなシーンだ。それも、藤原が絶妙の演技で本心を隠した曾根崎の姿を積み重ねてきたからこそだし、心に秘めた強い感情に突き動かされてきた曾根崎の姿が悲しく映るのも、藤原の演技力があってこそだろう。
曾根崎の本心とは何か、本心を露わにした後、物語はどこへ向かうのか。本作で第41回日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞した藤原はもちろん、W主演の伊藤英明、仲村トオルらの熱演に惹き込まれながら、この物語を最後まで見届けてほしい。
文=堀慎二郎
放送情報【スカパー!】
22年目の告白-私が殺人犯です-
放送日時:2024年11月27日(水)23:10~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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