本島純政&簡秀吉がそれぞれの世界観を守ったことで成立した映画「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦」
2024.10.26(土)
毎年、新シリーズを生み出し、世の子供たちのみならず大人も楽しんでいるコンテンツ「仮面ライダー」。シリーズごとにテーマやコンセプトが違い、その練り込まれたストーリーと世界観はエンタメを超え、芸術の域に達していると言っても過言ではない。そんな唯一無二のコンテンツの中で、スペシャルなものが劇場版だ。設定からストーリーまで、テレビシリーズでは描かれない特別なバージョンで制作され、子供はもちろん大人の心までも震わせてくれる。
2023年に公開された映画「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦」もその一つで、歴代の劇場版に負けずとも劣らない"わくわく感"を感じさせてくれる。そんな"わくわく感"を創出しているのが、仮面ライダーガッチャード役の本島純政と仮面ライダーギーツ役の簡秀吉の演技だ。
(C)2023「ガッチャード/ギーツ」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映
同作品は、「仮面ライダーガッチャード」(2023年9月~2024年8月、テレビ朝日系)と「仮面ライダーギーツ」(2022年9月~2023年8月、テレビ朝日系)のクロスオーバー作品で、仮面ライダーガッチャードと仮面ライダーギーツが力を合わせて共通の敵を倒すというスペシャルストーリーが展開される。
ケミーの捜索を続ける仮面ライダーガッチャード/一ノ瀬宝太郎(本島)と、再び出現したジャマトに立ち向かう仮面ライダーギーツ/浮世英寿(簡)。彼らの前に突如として"レベル10の最強ケミー"クロスウィザード(声・高橋李依)が現れる。彼の持つ不思議な魔法の力によって、仮面ライダータイクーン/桜井景和(佐藤瑠雅)らがケミーの姿にされてしまう。景和らを元の姿に戻すべく、宝太郎らはクロスウィザードが企画する「最強のケミー捕獲ゲーム」に挑む。
錬金術によって生み出された人工生命体"ケミー"を捕獲してカードに封印していくという世界観の「仮面ライダーガッチャード」と、世界を作り変えられる権利を得る生き残りゲーム「デザイアグランプリ」でジャマトと戦うという世界観の「仮面ライダーギーツ」という、全く異なる世界線が合わさるというだけでもファンは発狂ものなのだが、設定やストーリーだけではなく、本島と簡という2人の役者の芝居が作品の魅力を引き立てている。
(C)2023「ガッチャード/ギーツ」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 あらすじ
というのも、本島演じる宝太郎と簡演じる英寿というキャラクターが真逆であることに加え、2人共がそれぞれの生きてきたキャラクターの人物像を、相手の影響を受けることなくしっかりと演じ切っているところが、それぞれの世界観を明確にしているからだ。
「コラボなのだから、2人の仮面ライダーが協力して敵を倒すだけだろう」と安易な想像に犯されることなかれ。もちろん結果的にはそういう展開になるのだが、そこまでの経緯が素晴らしい。
まず、邂逅した2人は、「どん臭く失敗も多いが、愛嬌があり博愛精神の宝太郎」と「クールでカッコ良く、"全能キャラ"の英寿」という相容れないキャラクター性から互いに歩み寄ろうとしないばかりか、どことなくライバル心を抱いて反発し合い、協力とは程遠い距離感からスタートする。
その後、互いに出し抜き合ったり、幸運で相手を助けたりを繰り返していく中で、互いを認め、心の距離も縮まっていくのだが、2人は最後まで役柄を貫き通してそれぞれの世界観を損なわないようにしており、同じ作品の中で全く異なる世界観を両立。そうすることで、互いの世界観に迎合しないスペシャルコラボを成立させている。
本島と簡という2人の役者が、それぞれのキャラクター性を損なわないことで守った世界観によって生み出されたスペシャルコラボの"両者が引き立つ成立要件"に注目しながら"わくわく感"を堪能していただきたい。
文=原田健
放送情報【スカパー!】
仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦
放送日時:11月10日(日)11:00~
放送チャンネル:東映チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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