映画「マンガ家、堀マモル」桃果が感じた主演・山下幸輝の印象「本当に息が合って、感情が本伝わってくる」
2024.8.30(金)

シンガーソングライターであるsetaが紡いだ物語から、映画、マンガ、主題歌が生まれたプロジェクト映画「マンガ家、堀マモル」が8月30日(金)に公開される。
本作では、ドラマ「君の花になる」(2022)で人気を博した山下幸輝を主演に迎え、マモルの幼馴染で大切な人である佐倉春役を桃果が演じた。さらに3人の幽霊に宇陽大輝(海役)・斎藤汰鷹(樹役)・竹原千代(愛役)、マモルの担当編集者、林光太郎役には岡部たかし、春の母である佐倉さら役には坂井真紀、樹の担当教師羽車杏悟役には三浦貴大、マモルの母堀マリコ役には占部房子、樹の学校の教師倉田役には竹中直人と、個性的な面々が揃った。
マモルが幽霊たちとの交流を通して気づいていく、大切な人に自分の想いを伝える尊さ―数々の伏線が繋がった時、小さな奇跡が照らす希望の景色とは...。
今回は、桃果にインタビューを敢行。春を演じる上で意識した部分や、共演した山下の印象、作品の見どころなどを語ってもらった。

(C)2024「マンガ家、堀マモル」製作委員会
――台本を読んだときの感想を教えてください
「元々は武監督とsetaさんとみんなで配信作品を一緒に作ろうという感じだったので、長編映画になると思ってなかったです。最初は幽霊が出てくると聞いていたのでどんな感じなのかなと思っていて、実際に台本読んでみて感動もので本当に温かいな、想像していたのと全然違うなと思いました。脚本を何度も読んで、撮影に臨みましたが、伝えることの大切さだったり、愛を感じる作品だなと思いました」
――春を演じる上で難しかった部分や意識された部分はありますか?
「(春は)入院して学校に行けない辛い思いとか、自分の中で思うことがいっぱいあったと思うんです。でも、マモルとマンガを描くことが唯一の楽しみで、マモルの前だからこそいろいろ言えて素になれる部分がある、春にとってマモルはすごく大切な人で、一緒に過ごす時間は特別なものだったと思うんです。優しくて『春のためにこうしなきゃ』とか考えちゃう不器用なマモルを、春は『大丈夫だからちゃんとしなよ』ってお尻を叩くキャラクターだと思うので春らしい、自分の不安を見せないように笑顔でいようとする強い心でマモルの背中を押そうとする感じを意識して演じました」

(C)2024「マンガ家、堀マモル」製作委員会
――共演された山下さんの印象を教えてください
「山下さんはマモルっぽかったですね。かわいらしいところだったりとか、今は何を考えてんのかなみたいなところとか、そんな部分が (笑)。セリフ一つ一つの言葉で感情がしっかり伝わってきて、山下さんとのお芝居は本当に息が合ってやりやすく、自分も思っていない感情が自然と出る空気感がすごく良かったなと思いました」
――作中では進路について考えるシーンが出てきましたが、桃果さん自身も共感するシーンや人物はありましたか?
「春ちゃんが、お母さんにぽろっと本音を言うシーンがあるんですよ。そこが自分とちょっと重なってていて共感しました。外では素を見せないし、強いというか元気で楽しくいたいし...でも本当につらい時に、お母さんにも心配させたくないからちょっと誤魔化しつつ...でも、我慢できず本音をぽろっと言っちゃう。自分にもそういうことがあったなと、春ちゃんの気持ちはわかるなと思いました」

(C)2024「マンガ家、堀マモル」製作委員会
――漫画の中の「何か忘れないで」という言葉がすごい印象的だったのですが、桃果さんにとって忘れられない記憶や大切にしている記憶はありますか?
「いっぱいありますね。常にいろんなことを大事に思っていて忘れたくないです。周りの方がいるからこそ私もいると思ってるので、周りの方に支えてもらったことや助けてもらったことは、日にちが経つと忘れちゃうじゃないですか。だから、日頃から今の自分がいるのは、あのときこの人がこう言ってくれたからだよなとか、今は離れて会えてないけど、その人のおかげでこうなったんだなって、一つ一つのことを忘れないように思い出すようにしてます」
――本作の見どころについて教えてください
「人に何かを伝えることは簡単そうに見えてすごく難しくて、でも伝えることが大事なんだと背中を押してくれる作品だと思います。見終わった後に、いつどうなるか分からないから今伝えておこう、そんな思いになってもらえたらいいなと思います」

(C)2024「マンガ家、堀マモル」製作委員会
――最後に読者に向けてメッセージをお願いします
「最後まで記事を読んでくれてありがとうございます。言葉にして『ありがとう』とか、いろんなことを考えちゃって言えなかったり、慣れちゃって言えない言葉もあると思うけど、この作品を観て、大切な人には感謝だったり思ってることを後悔しないように、伝えてもらいたいなって思います。あと、この作品たりこの記事を読んで、私のことを知っていただいけた方には、応援していただけたら嬉しいです!」
文=HOMINIS編集部
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