西野七瀬がひたむきで「普通」な銀行員を好演!「連続ドラマW シャイロックの子供たち」で「可憐さ」と「はかなさ」を巧みにミルフィーユした演技構成を披露
2024.8.30(金)
考察ブームの火付け役となった2019年のドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)でサイコキラー役を演じ切り、映画「孤狼の血 LEVEL2」(2021年)ではスナックのママ・近田真緒役、映画「シン・仮面ライダー」(2023年)では怪人・ハチオーグ役など、癖のある役もこなして、俳優としての評価も高まっている西野七瀬。癖のある役では「こんな役も演じられるのか!?」と驚かせてくれる一方、真面目で素朴な"普通"の役もしっかり演じられるなど、その振り幅の大きさから評価を受けている。そんな西野が"普通"の銀行員役を演じた作品「連続ドラマW シャイロックの子供たち」が9月14日(土)にWOWOWで放送される。
同作品は、池井戸潤の同名小説を初めてドラマ化したもので、メガバンクの支店で起こった現金100万円紛失事件を巡って、さまざまな銀行員の群像が描かれるミステリー。主人公の出世街道を外れた東京第一銀行長原支店の課長代理・西木雅博を井ノ原快彦が演じ、西野は家族を支える女性行員・北川愛理を演じている。
ある日、長原支店で100万円の現金紛失事件が発生。愛理(西野)のロッカーから帯封が出てきたことで犯人として疑われる中、紛失事件を独自に追っていた愛理の直属の上司である西木(井ノ原)が突然失踪してしまう。
西野演じる愛理は、早くして父親を亡くしており、家計を支えるため給料の半分を家に入れている苦労人で、仕事ができ総合職を目指していて上司の西木からの信頼も厚い役どころ。また、密かに業務課の三木哲夫(矢野聖人)と交際しているという設定で、いたって"普通"のキャラクターだ。

そんな"普通"の愛理が、本店も巻き込む現金100万円紛失という大きな事件の容疑を掛けられるのだが、西野の可憐ではかなさあふれる役作りが秀逸。家計を支えながらぜい沢はせず、恋人に心配させないよう気遣いを忘れず、休憩時間はキャリアアップのための勉強にいそしんでいる...非の打ち所がない女性像を"可憐さ"で構築することで、「金に余裕がない」という理由で早計に犯人扱いする周りの人間的な悪質さや疑われた愛理の悲壮感を、より際立たせている。
西木に助けられて疑いが晴れた後、真犯人を見つけるために動く西木をサポートするが、一度疑われた身であるため積極的には関わらないまでも、献身的に西木を手伝う姿を繊細に表現している。終業後、犯人探しに精を出す西木に声を掛けたり、事件の真相に迫る動きに手を貸すなど、寄り添うようにサポートするそのはかなげな関わり方が愛理らしさを保つと共に、作品の緊迫感をより増長させている。
この"可憐さ"や"はかなさ"というものは、淡い色を塗り重ねて表現する水彩画のようなもの。西野はどの場面、どのカットでも、セリフ一つ、リアクション一つとっても繊細に演じてミルフィーユのごとく重ねていき、終始可憐ではかなげな愛理を演じ切っている。そんな演技構成で、主演をそっと支える助演としての仕事を全うしているからこそ、彼女の演技力が評価されている。
池井戸作品らしい魅力溢れるハラハラドキドキの展開を楽しみながら、西野が"可憐さ"と"はかなさ"をまとった演技で作品に与えたものに注目していただくと、より作品の深みにハマれること請け合いだ。
文=原田健
放送情報【スカパー!】
連続ドラマW シャイロックの子供たち
放送日時: 9月14日(土)0:00~
放送チャンネル: WOWOWプライム
※全5話一挙放送
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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