福山雅治と大泉洋が最強バディに!「ラストマン-全盲の捜査官-」
2024.8.24(土)
2023年にTBS・日曜劇場で放送された連続ドラマ「ラストマン-全盲の捜査官-」は、福山雅治と大泉洋がタッグを組んだ話題作で、福山は全盲のFBI捜査官、大泉は犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事を演じる。この2人の掛け合いが見られるというだけでも大いに見る価値ありだが、わきを固める共演者には永瀬廉(King & Prince)、今田美桜、吉田羊、上川隆也らが並び、さらに第1話の宮沢氷魚をはじめ、石黒賢、髙嶋政宏、石橋蓮司らがゲスト出演する豪華さ。テーマも無差別連続爆破事件やバスジャックとスケールが大きく、脚本を務める黒岩勉(日曜劇場では「TOKYO MER~走る緊急救命室~」「マイファミリー」などを担当)が描く繊細かつ大胆なストーリーと相まって、ドハマりする人が続出した人気作だ。
日本の警視庁とFBI(アメリカ連邦捜査局)の連携強化を目的に、期間限定で日本にやってきた全盲のFBI捜査官・皆実広見(福山)。彼はどんな難事件も最後に解決することから「ラストマン」と呼ばれていた。一方、皆実のアテンド役に命じられた警部補・護道心太朗(大泉)は、犯人逮捕に並々ならぬ正義感を持ち、どんな手段もいとわない刑事。それ故に刑事仲間からは嫌われていた。そして枠にとらわれない皆実の行動は警視庁の面々にとっては、はた迷惑。皆実もまた、刑事たちから白い目で見られていた。そんな2人が出会い、生まれた最強バディ。会議で決められた捜査方針を一切無視し、全く別の角度から犯人を追い詰めていく2人。難事件を次々と解決していく彼らに捜査一課の刑事たちはぐうの音も出ない...。あっぱれ!な痛快さがある反面、犯人との対話で見えてくる"弱者を排除しがちな現代の闇"。犯人たちの些細な言動から皆実が解き明かした"悲しき犯行動機"に、目頭が熱くなる。
捜査を通じて絆を深めていく2人だが、同時に描かれるのが彼らの過去のつながり。そもそも皆実が視力を失ったのは10歳のころに火事に巻き込まれたから。その強盗放火殺人事件をきっかけに護道の人生も大きく狂わされていたのだ。真相は終盤に、怒涛の展開が待ち受けている。
こんな風に見どころ満載の「ラストマン-全盲の捜査官-」だが、何と言っても最大の見どころは、冒頭にも触れたように福山と大泉の掛け合いだろう。普段から交流のある2人にしか出せないバディ感。
一見紳士的だが、人たらし故の王様風情でゴリ押ししていく皆実と、彼に手の上で転がされながらも随所にツッコミが冴えわたる護道。毎話最後に事件後の2人のやり取りが差し込まれるが、ほぼアドリブだったというそのシーンは、回を重ねるごとにエスカレートしていき、これはもう完全に笑わせに来ている。せっかく、犯人の本心が分かり、事件も解決し、温かい気持ちになったところにこのアドリブ合戦。最後は泣き笑いに持っていかれるという...とはいえ、最高なのは間違いない!とにもかくにも、最強バディの、極上刑事ドラマである。
文=石塚ともか
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