真木よう子、井上真央、大泉洋がそれぞれの感情をぶつけ合う演技を見せた映画「焼肉ドラゴン」
2024.7.24(水)
真木よう子、井上真央、大泉洋ら豪華キャストが共演した映画「焼肉ドラゴン」は、万博にわく70年代の大阪を舞台に、小さな焼肉店を営む家族の姿を描く人情ドラマだ。日本と韓国の両国で高い評価を得た同名の戯曲を映画化したもので、時代の荒波にもまれながら力強く生きる家族の姿をユーモラスに描き出す。
映画「焼肉ドラゴン」
バラック小屋の並ぶ狭い路地で焼肉店を営む龍吉(キム・サンホ)の一家は、再婚である妻や、娘の静花(真木よう子)、梨花(井上真央)ら4人の子供が暮らす6人家族。小さな店には常連客の哲男(大泉洋)らが出入りしてにぎわっていたが、店一帯の人々は国から立ち退きを迫られていた。そんな中でも哲男と梨花の結婚が決まるなど家族は日々の暮らしを営んでいくが、高度経済成長に伴う変化の波が押し寄せる中で彼らの関係性にも変化が訪れる。
普遍的な家族の物語を描く本作は、むき出しの感情をぶつけ合う家族の姿を丹念に捉えている点が特徴だ。メインキャストである真木よう子らは、それぞれのやり方で自身の演じるキャラクターが抱え込んだ感情の荒波と向き合い、それを巧みに演じている。
(C)2018「焼肉ドラゴン」製作委員会
真木よう子が演じるのは、四人きょうだいの長女である静花。常に騒がしい店の中でも彼女は悠然とした態度を保つ静かな女性で、それまでの真木が演じてきたタフな女性のイメージとは異なる役柄だ。
自身の思いを胸の奥深くにしまい込み、葛藤の苦しみに耐えながらも懸命に家族を支える静花だが、そんな彼女にも思いが込み上げる場面が訪れる。真木はさざ波のように少しずつ打ち寄せる感情が一気に大波へと変貌するさまを表現し、耐える女性として気持ちを抑え込もうとしながらもこぼれ落ちてしまう感情の雫をすさまじい表情で演じきった。
井上真央が演じるのは、静花の妹である梨花。井上もまた、これまでになかった攻撃的なキャラクターを演じることになった。婚約者である哲男と喧嘩するシーンでは店中に響き渡る怒号で容赦なく罵声を浴びせるが、気性の荒さの裏に隠れる夫への愛情がにじみ出るシーンも。新たな役柄に慣れない関西弁というハードルがありながらも、それらを跳ねのける好演を見せている。
梨花の夫となる哲男を演じるのは大泉洋だ。実は哲男は昔から静花に思いを寄せており、今もその気持ちを捨てきれていない。根は優しいがダメな男で妻の梨花とは事あるごとに衝突し、その度に梨花の剣幕に気圧されているが、そんな彼が体面をかなぐり捨てて本心をさらけ出す時がやってくる。生々しいエネルギーをほとばしらせて未練にすがりつく大泉の姿は、哀れな男の物悲しさをこれでもかと見せつけてくる。
彼らの交錯する思いはこじれにこじれ、物語の後半でついに爆発の時を迎える。3人それぞれが鬼気迫る表情で生身の感情をぶつけ合うシーンは圧巻の一言だ。荒れ狂う激情を演じきろうと魂を捧げた3人の熱演が、家族のあり方を描く本作の柱となっているのだろう。
文=元永真
-

池田エライザが導いた阿達慶の役作り「感謝という言葉じゃ伝えきれない」映画『リライト』
提供元:HOMINIS6/10(火) -

ジェシー(SixTONES)版の「ビートルジュース」も好評!オリジナルキャストの再集結や「ウェンズデー」のジェナ・オルテガの参戦が反響を呼んだ「35年後」の世界観
提供元:HOMINIS6/10(火) -

瀬戸康史、長澤まさみの"俳優"としての印象は?映画「ドールハウス」インタビュー
提供元:HOMINIS6/9(月) -

千尋役の中沢元紀に集まる熱い視線!朝ドラ「あんぱん」で河合優実、高橋文哉らが体現する若者たちの青春模様
提供元:HOMINIS6/9(月) -

生田絵梨花が松本清張『天城越え』で見せた俳優としての覚悟「遊女ハナの運命が変わる場面は『すっぴん』で演じたかった」
提供元:HOMINIS6/9(月)

