品川ヒロシ監督渾身のヤンキー映画「OUT」!倉悠貴、醍醐虎汰朗、水上恒司ら若手俳優の圧倒的なパフォーマンスに注目!
2024.6.26(水)
お笑いコンビ・品川庄司としてデビューした品川祐(監督名義は品川ヒロシ)。その後2009年に「ドロップ」で長編映画監督デビューすると、興収は20億円超と大ヒットした。そこから15年、再度ヤンキー映画に挑み、「ドロップ」にも登場した品川の友人・井口達也の青春時代を描いた実録不良映画が日本映画専門チャンネルで6月27日(木)にTV初放送される「OUT」だ。
本作で「狛江の狂犬」と恐れられた伝説の不良・井口達也を演じたのが倉悠貴、そして暴走族「斬人(キリヒト)」の総長・金髪のカリスマ不良・丹沢敦司には醍醐虎汰朗という勢いのある若手俳優がキャスティングされた。
倉が演じる井口は、少年院帰りで今度大きな問題を起こしてしまったら、すぐに少年院に戻されるというリーチが掛かった状態。暴れたくても暴れられないなか、水上恒司演じる暴走族「斬人」の副総長・安倍要と出会ったことで、次々と騒動に巻き込まれていく。殴りたくても殴れない...でも殴ってしまうというストレスが溜まる状況の悶々とした姿を倉は好演している。
品川監督らしく、シリアスな場面でもテンポよくポップな演出が作品にドライブ感を与える。そんなスピード感ある作品に、倉も醍醐も見事にハマっている。これまでどちらかというと内向的なイメージの役が多かった倉と醍醐だからこそ、そのギャップは非常に新鮮だ。

今作の特徴として品川監督は、「ドロップ」と比べても圧倒的にアクションの手数が多くなっており、それに伴いカット数も非常に増えていると話していた。
俳優に求められる運動量も格段に多い。そんななか、倉や醍醐、水上に加え、JO1のメンバーである、與那城奨、大平祥生、金城碧海も参戦している。元々高い身体能力を持つ彼らだからこそ、ダイナミックかつスピーディーなアクションシーンが再現できたのだ。品川監督も「しっかり訓練されていてダンスの素養もあるので、質の高い殺陣が実現できた」とキャスティングの成功を強調。

またヒロインを務めた乃木坂46の与田祐希にも注目したい。与田演じる皆川千紘は、「斬人」5代目総長・皆川状介の妹。兄を暴走族の抗争で亡くしているため、揉め事が起こると、自身が体を張ってでも止めるという肝が据わった女性だ。
与田と言えば、アイドルとして活躍する一方で、主演を務める連続ドラマ「量産型リコ」は、シーズン3に突入するなど、根強いファンが多い作品に出演。「量産型リコ」で与田はいわゆる「量産型」で個性のない普通の女子が、少しずつ成長していく姿を素朴に演じ切っていたが、「OUT」では誰よりも"男気"溢れるキャラクターで爽やかな風を吹かせている。
品川監督はインタビューで若手キャスト陣に対して「『OUT』な映画なのに、とてもみんな真面目で文句も言わず、礼儀正しい」と絶賛。だからこそ、本番では、滾るパワーを全集中して爆発させられるのだ。"ヤンキー映画"でありながらスタイリッシュに仕上がっているのは、彼らの持つ"生真面目さ"から来ているのかもしれない。
文=磯部正和
放送情報【スカパー!】
OUT<PG-12>
放送日時:6月27日(木)19:30~ほか
※映画「OUT」製作の舞台裏に密着した「映画『OUT』メイキング」も続けて放送!
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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