NCT・ドヨンが高難易度のバラード曲「My Sea」「雪の華」で抜群の歌唱力を証明！実兄コンミョンのサプライズ登場で意外な素顔も...

2024.6.23(日)

4月22日に自身初となる1stソロアルバム「YOUTH」をリリースし、TAEYONG(テヨン)、TEN(テン)に続いてNCTから3人目のソロデビューを果たしたDOYOUNG(ドヨン)。6月24日(月)～26日(水)に開催される初の単独日本公演「2024 DOYOUNG CONCERT [ Dear Youth, ] in JAPAN」の反響も高く、早くも8月・9月に追加公演も決定するなど、日本における人気の高さを窺わせている。

アルバムのリリース直後には「THE SEASONS～ZICOのアーティスト」(韓国放送日：2024年5月3日)にも単独出演。抜群の歌唱力を存分に発揮したカバー曲の歌唱や、ボーカリストとしての意外な裏話、さらには実兄の俳優コンミョンとの兄弟共演も飛び出すなど、貴重なショットのオンパレードで大いに話題を集めた。

韓国の実力派アーティストがMCを務める「THE SEASONS」シリーズは、タイトルが示す通り、季節ごとにMCやコンセプトが変更するという新しいスタイルの音楽ショー番組。バンドの生演奏と共に披露される、本場アメリカのエンタメショーさながらの質の高いパフォーマンスが毎回評判を呼んでおり、これまでもSHINeeのTAEMIN(テミン)やEXOのD.O.(ディオ)ら、K-POPの実力派アーティストがソロで出演。NCTのTENもソロデビュー直後に、仲の良い先輩であるSHINeeのKEYと揃って出演するなど、多くの話題を振りまいてきた番組だ。

韓国で4月にスタートした新シーズンでは、BLACKPINK・JENNIE(ジェニー)とのコラボ曲「SPOT! (feat. JENNIE)」が世界的なヒットを記録しているラッパーのZICO(ジコ)が"5代目MC"を担当。HYBE傘下のレーベル・KOZ ENTERTAINMENT代表としてBOYNEXTDOOR(ボーイネクストドア)のプロデュースも手がけるなど、音楽的才能を多方面で発揮しているカリスマだけに、本格的な音楽談義や、その人脈を活かしたゲストセレクトにも期待が集まっている。

そんなZICOにMCがバトンタッチした「THE SEASONS～ZICOのアーティスト」の第2回ゲストとして出演したドヨンは、オープニングで韓国の歌姫・IUのバラード「My Sea」をカバー。4オクターブの音域を誇るIUの楽曲の中でも、特に高難易度とされる高音パートが印象的なこのナンバーを、吐息まで伝わるような優しいファルセットを響かせて歌唱してみせたドヨン。早速ZICOからも「会場を沸かせましたね」と称賛の言葉が飛び出していた。

「『THE SEASONS』は最高の音楽番組なので、すごく出演したかった。それで自分の実力を見せてやろうと思って...」――オープニングでIUの難曲をチョイスした理由について、こう語っていたドヨン。

その効果絶大のチャレンジには観客からも喝采が送られる一方で、「実は曲が終わった後、ドヨンはステージ袖にいるスタッフの元へ子犬のように近寄っていって、その人が差し出すバナナを食べていました。可愛いでしょう？」と、ZICOが意外な舞台裏を暴露。トーク中には、バナナを食べる場面を再現する一幕もあり、歌唱の時とのギャップ溢れる可愛らしい素顔に歓声が上がっていた。

NCTのメインボーカルとしても知られるドヨンの歌唱力について、「いつから歌が上手いんですか？」とZICOから尋ねられると、「もともと歌が下手で苦手でした。でもどうしても上手になりたくて、たくさん練習してコンクールにも出場したり...」と意外な過去を告白。そして当時よく歌っていた曲として中島美嘉の「雪の華」の韓国語版を披露。透明感のある歌声には、思わずZICOも目を細めて聴き入るほどだった。

さらにはアルバム「YOUTH」について話が及ぶと、音源のメドレークリップの撮影に出演してくれた俳優である兄・コンミョンへの感謝を語ったドヨン。ステージ上でその映像が流れると、突如コンミョンがその場に姿を現すというサプライズが実現。リアリティ番組などでは共演経験のある2人だが、ステージ共演は初めてらしく、互いに照れ臭そうに笑い合う姿からは兄弟仲の良さが自然と伝わってくる。

それでも、場内からは"コンミョンコール"が沸き起こり、自分より大きな歓声を受ける兄に対して「傷つきました」と拗ねた弟の表情を見せる一幕もあった。

学生時代の人気エピソードについて言い合いになる、兄弟ならではの瞬間も飛び出す一方で、最後は照れながらも兄の目を見て「助けてくれてありがとう」と告げていたドヨン。アーティストとしての顔とはかけ離れた"素"のリアクションが何とも微笑ましく、新鮮な驚きの詰まった貴重な兄弟共演となった。

最後は「YOUTH」からバンドサウンド全開のタイトル曲「Little Light」を歌い上げると、終盤には客席にも降り立ち、歌いながらハイタッチするというサービス精神満載のパフォーマンスで沸かせたドヨン。パフォーマンスでもトークでも、豊かな感情を露わにしたその姿からは、NCTの活動時とはまたひと味違った印象を受けた。

文＝HOMINIS編集部

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