恒松祐里が映画「きさらぎ駅」で魅せる、非日常を日常に落とし込む確かな芝居!今年20歳を迎えた本田望結の感情を抑えた演技にも注目!
2024.6.11(火)
25歳にして、映画、ドラマへの出演は枚挙にいとまがない女優の恒松祐里が映画初主演を務めたのがホラー映画「きさらぎ駅」だ。本作で恒松は、民俗学を学ぶ大学生・堤春奈を演じている。
⒞2022「きさらぎ駅」製作委員会
恒松と言えば、小学生のころから子役として作品に出演を重ねているが、クールビューティーなルックスを活かした芯の強い真面目な女性から、レディースのヘッド役などコミカルな芝居、さらには伝説のAV女優を体当たりで表現するなど、近年非常にふり幅の広いキャラクターを好演している。
「きさらぎ駅」でも、そんな芸達者な一面を存分に発揮している。本作は、インターネット掲示板「2ちゃんねる」で大きな話題となった都市伝説がもとになっている。恒松演じる春奈は卒業論文のために、掲示板に奇妙な体験を書き込んでいた「はすみ」と名乗る女性への取材を敢行する。
物語前半の春奈は、「はすみ」が事細かに語る体験を、一言たりとも逃さないようにメモを取るような、非常に勤勉な大学生という一面を見せる。そんな彼女が、この世に存在しない「きさらぎ駅」にたどり着くと、その真面目さを保ちつつも、徐々に変化していく姿を見せる。
⒞2022「きさらぎ駅」製作委員会
春奈は「はすみ」から事の顛末を聞いていたので、「きさらぎ駅」で起こることは知っている。一方で、春奈と共に異空間に迷い込んでしまった人たちはそのことを知らない。そんなシチュエーションを利用し、迫り来る恐怖を何とも言えない独特の間で、コミカルなシーンに変えてしまう演技を見せた恒松。一方で、ゾンビのように降りかかってくる攻撃を華麗に交わしつつ、ためらいなく刺したり、殴打したりする力強さも披露している。
恒松は2017年公開された映画「散歩する侵略者」において、外見は普通の女子高生でありながら、中身は侵略者という役柄に挑み、見事に非日常を日常の中に落とし込んだ。さらに劇中、圧倒的な攻撃力を見せ、観客の度肝を抜いた。当時かなりハードなトレーニングを積んでキレキレのアクションに挑んだと話していたが、本作でも、自身の身体能力の高さを見せつけている。前半の真面目で研究熱心な大学生と、後半その設定を活かしつつも、バイオレンスな一面を見せる恒松の演技は、本作の大きな魅力の一つだろう。
⒞2022「きさらぎ駅」製作委員会
また、春奈と共に異空間に来てしまい、恐怖にさらされるメンバーも個性的だ。宮崎明日香役の本田望結は、恒松同様子役時代から活躍しているが、「自分に恥じる行為をするな」という母親の教えを頑なに守るという"悲劇フラグ"が立つキャラクターを、あまり感情を表に出さず、抑えた演技で作品にリアリティを与えている。
その他、非常に個性的な役柄を演じることが多く、登場すると目で追ってしまう俳優・芹澤興人や、「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」で主演を務めた寺坂頼我、特撮ドラマ「魔進戦隊キラメイジャー」で射水為朝/キラメイイエローを演じた木原瑠生などが作品を彩っている。
「散歩する侵略者」でメガホンをとった黒沢清監督は、舞台挨拶で恒松のことを「天才」と称していたが、本作でも魅せた非日常を日常に落とし込むさじ加減は、彼女の芝居に対する懐の深さを物語っている。
文=磯部正和
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