トム・ハーディ&シャーリーズ・セロンが体現する狂気の世界!最新作「フュリオサ」も公開迫る「マッドマックス」シリーズ
2024.5.21(火)
荒廃したポストアポカリプスな世界を舞台に、孤高の男・マックスの活躍を描いたジョージ・ミラー監督による人気アクションシリーズ「マッドマックス」。その最新作「マッドマックス:フュリオサ」が5月31日(金)に日本で公開される。
多くの映画ファンが待ち焦がれた本作は、前作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015年)でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサ大隊長の若き日をアニャ・テイラー=ジョイ主演で描いた前日譚。フュリオサが、自らを誘拐したバイカー集団を率いるディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)への復讐の炎を燃やし、戦士として覚醒していく"はじまり"の物語だ。
(C) Warner Bros. Entertainment Inc.
シリーズで初めてマックスを主人公としないスピンオフ作品であるにも関わらず大きな話題となっている本作だが、その理由はやはりカルト的人気を博した「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の存在だろう。異例ともいえるモノクロ版も製作されるなど世界的大ヒットとなった本作は、日本でもリピーターが続出しロングラン上映されことも記憶に新しい。
「マッドマックス」は、第1作目で暴走族に家族を殺されて以降、荒野をさまようマックスが困っている人たちに手を貸しながら、自らのトラウマを乗り越えようとする貴種流離譚。メル・ギブソンからトム・ハーディにマックス役をバトンタッチして30年ぶりに製作された「マッドマックス 怒りのデス・ロード」も同様で、天然の要塞"シタデル"を支配するイモータン・ジョー一行に捕らえられたマックスが、子を産むためのワイブスとしてジョーに"所有"されている5人の女性を解放しようとするフュリオサと共闘するという内容だった。
(C) Warner Bros. Entertainment Inc.
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「マッドマックス:フュリオサ」にも登場する白塗りの独裁者イモータン・ジョーを筆頭に、ジョーを神と崇め、命を捧げる狂気的集団・ウォーボーイズなどの個性豊かなキャラクター。スピーカーが積み重ねられたさながら走るライブハウスといった巨大な車をはじめとするインパクト抜群のビークル。そんな車を実際に走らせながら繰り広げられる超危険なスタントなど、ヴィジュアルからアクションまで、いい意味で"どうかしている"としか言えない1作だった。
そんなMADな世界観を成り立たせたのが役者たちの熱演。寡黙な主人公マックスを演じたトム・ハーディは鍛え上げられた肉体を駆使した野獣のようにどう猛な挙動、息遣いなど、セリフに頼らずとも厳しい世界を生き残ってきたマックスの屈強さを体現。それと同時にどこか影をまとった表情によって狂気に侵された男の内面もスクリーンに浮かび上がらせた。
(C) Warner Bros. Entertainment Inc.
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一方、そのマックスと初めは対立しながらも徐々に協力関係になっていく女戦士・フュリオサを、実際に髪を坊主頭にし体当たりで演じたのはシャーリーズ・セロン。鬼気迫る表情での無骨なアクションに加え、女性たちを逃がそうとする勇ましく聡明な姿から、独裁者への怒り、故郷の悲しい現実を知った際の魂の慟哭まで、様々な感情を爆発させる演技は圧巻だった。
カーチェイス、肉弾戦、爆発とてんこ盛りのド迫力アクションに、シンプルながら現代的な視点を盛り込んだストーリー、細部まで作り込まれた圧倒的なこだわりなど、エンタメとしてこれ以上ないほどハイレベルな1作だった「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。ムービープラスではこの作品をはじめとする「マッドマックス」過去作が6月1日(土)に一挙放送される。
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さらに、ジョージ・ミラー監督作やアニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワースといった最新作キャストの出演作まで網羅。「マッドマックス:フュリオサ」を全力で楽しむためにも、直接的なつながりのある「マッドマックス 怒りのデス・ロード」だけでも最低限チェックしておきたい。
文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
「マッドマックス:フュリオサ」公開記念特集
マッドマックス
放送日時:2024年6月1日(土)13:00~
マッドマックス2
放送日時:2024年6月1日(土)15:00~
マッドマックス/サンダードーム
放送日時:2024年6月1日(土)16:45~
マッドマックス 怒りのデス・ロード
放送日時:2024年6月1日(土)18:45~
チャンネル:ムービープラス
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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