キアヌ・リーヴスの吹き替え声優・森川智之が「ジョン・ウィック」シリーズの魅力を語る「キアヌがプロデュースしたものが全て投影されている」
2024.5.20(月)

日本でも人気の高いハリウッドスター、キアヌ・リーヴス。彼が、愛車や愛犬、そして亡くなった最愛の女性との思い出が残る自宅を奪われ、復讐(ふくしゅう)に燃える伝説の殺し屋を熱演した「ジョン・ウィック」シリーズの最新作となる「ジョン・ウィック:コンセクエンス」がスターチャンネルにて初放送。そして、最新作の放送を記念し、シリーズ全4作を字幕版/吹替版ともに同チャンネルにて6月に一挙放送も決定している。
今回、同シリーズでキアヌ演じるジョン・ウィックの日本語吹き替えを担当した声優・森川智之にインタビューを実施。「マトリックス」シリーズなどのSFアクションから「イルマーレ」のようなラブロマンスまで、数々の名作でキアヌの熱演に寄り添ってきた森川が抱く、「ジョン・ウィック」シリーズの魅力について聞いた。

――「ジョン・ウィック」第一作を初めてご覧になった際の率直な感想をお聞かせください。
「キアヌ・リーヴスという俳優を語る上で『マトリックス』シリーズは外せないのですが、その『マトリックス』でやり残したことを役者として一番脂が乗っている時期にやろう、という意気込みみたいなものをすごく感じて、『もしかしたらこの作品は世界的に大ヒットするかもしれない』という予感がありました。そして、僕も自分の会社に飼っていた犬の名前をつけてしまうほどの愛犬家なので、ジョンの行動原理にはとても親近感が沸きましたね。こんなハードなバイオレンス・アクション映画で、ワンちゃんがポイントとなっているのが魅力的だなと思いました」

Motion Picture Artwork (c)2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (c) David Lee
――「ジョン・ウィック」で触れることのできる、俳優キアヌ・リーヴスの魅力はどのようなものだとお感じになっていますか?
「やっぱりカンフーとガンアクションを掛け合わせた"ガン・フー"ですよね。『マトリックス』シリーズのネオとは異なる、生身の人間のアクションをリアリティーをもって演じていると思います。彼は本シリーズで製作総指揮も務めていて、相当トレーニングを積んだことが伝わるアクションシーンなどから、彼がプロデュースしたものが全て投影されているな、とも感じています」

TM &(c) 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
――森川さんは第一作のジャパンプレミアイベントの際にキアヌ・リーヴスと対面されていますね。
「そうなんです。劇場公開時には日本語吹替版は上映されていないのですが、せっかく来日されるということでお会いしました。ハリウッドスターなのに取り巻きの方がとっても少なくて、自然なコミュニケーションを取ることができましたし、ご本人から『これからもモリカワさんお願いしますよ』とおっしゃっていただけて。彼が多くの人に愛される人物なんだな、と実感できました。また、ジャパンプレミア会場に展示されていたジョンの愛車にも乗ったりできて、そこで体感した世界観を声の演技に反映でき、とってもいい機会でした」
――吹替版はどのように収録されていたのでしょうか。
「戦闘シーンなどは、キアヌのオリジナル音声を生かした場面もあったりします。日本語吹替版収録の際は、シーンを細切れにすることなく、映画全体の流れを酌みながら演じています。そして、日本語制作を手掛けているスタッフの皆さんも作品の魅力を重々理解されている方ばかりなので、とてもクオリティーの高いものになっていると思います」

(R), TM & (C) 2019 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
――特に印象に残っているシーンを教えてください。
「やっぱり第一作で、不慣れながらも一生懸命、幼いビーグル犬のお世話をしているシーンですね。ジョン・ウィックって、本来はとても心根の優しい男なんだというのが伝わってくる場面でした。そして、『パラベラム』で旧友のソフィアとその飼い犬と共闘するシーンは"ガン・フー"と"ワン・フー"のコラボという感じでとっても面白いな、と思いました。あと、大阪が舞台となる『コンセクエンス』で東京・六本木の国立新美術館が、大阪コンチネンタルとして登場しているのも、ちょっとうれしかったですね」
――「ジョン・ウィック」シリーズ一挙放送を楽しみにされている皆さまへメッセージをお願いします。
「第一作目から9年という年月をかけて、キアヌ・リーヴスが俳優人生で一番脂が乗っている時期に全てをかけたシリーズです。彼を知っている方はもちろん、初めてキアヌ・リーヴス出演作に触れる方にも、彼の魅力を存分に堪能していただければと思います」
取材・文=中村実香
放送情報【スカパー!】
ジョン・ウィック[R15+]
放送日時: 【字幕版】6月1日(土)14:30~、6月24日(月)21:00~、【吹替版】6月4日(火)18:30~
ジョン・ウィック:チャプター2[R15+]
放送日時: 【字幕版】6月1日(土)16:20~、6月25日(火)20:45~、【吹替版】6月5日(水)18:30~
ジョン・ウィック:パラベラム[R15+]
放送日時: 【字幕版】6月1日(土)18:30~、6月26日(水)20:40~、【吹替版】6月6日(木)18:30~
ジョン・ウィック:コンセクエンス[R15+]
放送日時: 【字幕版】6月1日(土)21:00~、6月27日(木)20:00~、【吹替版】6月7日(金)21:00~
放送チャンネル: スターチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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