早見優、西城秀樹、MIE、京本政樹、立花理佐、原田大二郎らトップスターが紡ぐ、バブル期の作品ならではの魅力に触れるドラマ「キャッツ・アイ ミッドナイトは恋のアバンチュール」
2024.5.13(月)
テレビが最も元気があった時代といえば、やはりバブル期だろう。今よりもコンプライアンスも緩く、現代から見ると"むちゃくちゃ"だった。だが、テレビとは元来そういうもので、視聴者はブラウン管の向こうに夢を見ていたのだ。現実に起こっていることだと知りながらも、どこか上の空で、別世界のように感じ、憧れや羨望の眼差しで観ていた。唯一、家の居間に鎮座した夢の世界へと通ずる窓は、家族をひと所に集める力があり、自然と家族間の話題を提供する家庭円満のツールとしても機能。一歩外に出れば、同僚やご近所、クラスメートなどとの交流ツールにもなっていた。そんな相乗効果もあり、夢の世界はより夢らしさを追い求め、現実離れした豪華で絢爛なものへと進化していったのだ。
そんな進化の絶頂期に制作されたSPドラマも規格外の豪華さで、現在に置き換えるととても制作できないものが多々ある。その中の一つがドラマ「CAT'S EYE キャッツ・アイ ミッドナイトは恋のアバンチュール」(1988年、日本テレビ系)だ。
同作品は、北条司の人気漫画を実写化したもので、演出を高橋勝、脚本をテレビアニメ版にも参加した日暮裕一が担当したSPドラマ。昼は「CAT'S EYE」という喫茶店を営みながら、夜は怪盗「CAT'S EYE」として美術品を盗む美人三姉妹と、「CAT'S EYE」の逮捕を目指す刑事・内海俊夫が織り成すストーリーだ。「CAT'S EYE」を早見優、ピンク・レディーのMIE、立花理佐が演じ、内海刑事を西城秀樹が演じている。
(C)北条司/コアミックス 1981(C)NTV
この作品の魅力といえば、何といっても豪華さと、その豪華さを軽々と扱っている贅沢さに尽きる。まず、当時の早見、MIE、立花という世代の違うスーパースターを揃えたばかりか、恋の相手役に西城を配している。さらに、新人だった松本典子や田村英里子なども出演しており、とにかくキャスト陣が豪華!「演技がどう」というよりも、「スーパースターたちが同じ画面の中でお芝居を交わしている」という衝撃が強く、どのシーンを切り取っても画力があって楽しませてくれる。
早見、MIE、立花、西城と今ではちょっと考えられないような、スターが一堂に会してわちゃわちゃと紡いでいく。そんな"エンタメの原点"のような作品から、現代のコンテンツではお目にかかれない、贅沢なバブル期の作品ならではの魅力を感じてほしい。
文=原田健
放送情報【スカパー!】
キャッツ・アイ ミッドナイトは恋のアバンチュール
放送日時:5月16日(木)20:00~ほか
放送チャンネル:歌謡ポップスチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
-

与田祐希、乃木坂46卒業後初主演作『死ぬまでバズってろ!!』で挑んだ大胆な役作り「恥を捨てることを意識しました」
提供元:HOMINIS10/15(水) -

3年ぶりのドラマ復帰作「華麗な日々」が好調のチョン・イル、「(人生の)伴走者」と全幅の信頼を寄せる、"無二の親友"の存在
提供元:HOMINIS10/15(水) -

キム・ウビンとペ・スジが「むやみに切なく」で演じた悲運の恋から9年...「魔法のランプにお願い」で繰り広げる風変わりなロマンスの行方
提供元:HOMINIS10/15(水) -

草なぎ剛、「受け取る芝居」に挑む――月10ドラマ『終幕のロンド』で描く、人の想いに寄り添う優しさ
提供元:HOMINIS10/13(月) -

小栗旬とハン・ヒョジュが体現する不器用な恋...赤西仁の大人な色気も光る「匿名の恋人たち」に見る日韓合作への期待値の高さ
提供元:HOMINIS10/11(土)

