上川隆也がフェンシングをするシーンも見ることができる「遺留捜査」スペシャル(2019/10/3放送)
2024.5.5(日)
1989年に演劇集団キャラメルボックスに入団、看板俳優として活躍した後に山崎豊子原作のドラマ「大地の子」で注目を集めた俳優・上川隆也。その後も舞台、テレビ、映画と幅広く活動してきた上川だが、そんな彼の当たり役のひとつとして挙げられるのが、2011年から10年以上にわたって演じ続けてきたドラマ「遺留捜査」シリーズの糸村聡ではないだろうか。
⒞東映
テレビ朝日と東映が製作する現代劇を放送する「木曜ミステリー」枠といえば「おみやさん」「京都地検の女」「科捜研の女」「警視庁・捜査一課長」など定番の人気シリーズを数多く生み出してきた人気枠。1999年から2022年まで続いたこの放送枠の大トリを飾ったのが「遺留捜査」だった(シリーズはその後も継続中)。現場に残された、誰も見向きもしないような遺留品に着目し、そこから被害者の声なき声に耳を傾ける糸村は、出世にも興味がなく、空気を読まずにひとりマイペースに捜査を進める風変わりな刑事。「遺留捜査」の撮影が開始された2011年3月は東日本大震災が起きた時期と重なり、上川自身、役者として何ができるのかと自問していた時期だったと語っている。それゆえに"声なき声に耳を傾ける糸村"という役に「届けられる何かがある」と感じたという。上川自身、ひとつの役を10年以上にわたって演じ続けるのは初のことであり、それだけに糸村刑事への思いもひときわ強いようだ。
⒞東映
「『遺留捜査』シリーズは"変わらないこと"がひとつの価値だと思っていますが、今作は『遺留捜査』の世界をより濃厚に堪能していただける作品になった」と上川が自負する今回のスペシャル。2019年10月3日に放送されたスペシャルで糸村が向き合うのは、長男と次男による次期社長争いの最中に起こった大手メーカー梶田重工の梶田正彦(団時朗)社長の殺害事件だ。殺害現場となった古い洋室は山科にある梶田社長の生家の離れにあり、昭和時代の家具や調度品しか置いていないこだわりの空間だった。だがそこにひとつだけ、平成時代にヒットした「ブロンディアファミリー」の人形が。鑑定の結果、この部屋にあるものはなぜかほとんどが"昭和48年"のものだったというが、そんな部屋になぜ"平成"の人形があったのだろうか? 糸村はそこに強烈な違和感を覚える。そんなとき、捜査線上には、正彦の愛人ではないかという疑いを持たれている経営コンサルタントの牧村桃子(美村里江)が浮かび上がる。そしてそこにさらに"後妻業"らしき謎の女・杉本宮路(原日出子)の影も浮上し、やがて事件は過ぎ去りし昭和、平成という時代がからんだ切なくも悲しい方向へと進んでいく...。
美村と上川は、2016年のドラマ「沈まぬ太陽」で共演したものの、その時は1シーンだけだったため、しっかりと演技をするのは今回が初。美村にとって、どこか浮世離れしたところのある糸村刑事は「妖精みたいな人」だと映ったようで、「"妖精"の度合いを上げると最後の説得力は落ちてしまいかねないのに、上川さんは絶妙な配合で"キレ者"の部分を残している」と評している。また本作の見どころとして、糸村を演じる上川と、美村演じる牧村がフェンシングで戦うシーンがあるが、そこにおける糸村の戦い方も一筋縄ではいかないものがある。まさに糸村という人物の底知れなさを感じさせる場面でもあるのでそこにも注目だ。
文=壬生智裕
放送情報【スカパー!】
遺留捜査スペシャル(2019/10/3)
放送日時:5月27日(月)11:00~
放送チャンネル:テレ朝チャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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