竹内涼真×内田理央が10年前に良きバディを好演した「仮面ライダードライブ」
2024.4.29(月)

現在放送中の木村拓哉主演ドラマ「Believe―君にかける橋―」で刑事役を演じている竹内涼真。そんな竹内のドラマ初主演作にして出世作が「仮面ライダードライブ」だ。

(C)石森プロ・東映
平成仮面ライダーシリーズ第16作目となる本作のキャッチコピーは、「この男、刑事で仮面ライダー!!」。最大の特徴は、歴代の仮面ライダーのようにバイクには乗らず、スポーツカータイプのスーパーマシン・トライドロンが相棒なこと。放送当時、この設定は、従来の仮面ライダーの常識を打ち破ったとして話題になった。
竹内が演じるのは、警視庁の特殊状況下事件捜査課(通称:特状課)に所属する刑事でありながら、仮面ライダードライブでもある泊進ノ介。進ノ介をサポートする刑事の詩島霧子役を内田理央が演じている。本作が放送されてから約10年、当時、「仮面ライダーになりたくて俳優を目指したというのもあったので、心から嬉しいです」とコメントしていた竹内も、共演の内田も、今では俳優として第一線で活躍していることを思うと、本作はある意味、2人の原点と言ってもいいかもしれない。
■普段はマイペースな進ノ介が仮面ライダーに!そのギャップを竹内が生き生きと演じる

(C)石森プロ・東映
人や物が静止したようになる「重加速状態」(本作では「どんより」と呼ばれている)が起きる時、怪物が出現し、人類を破壊しようとするのだが、特状課はこの怪事件解決のために作られた警視庁の中の特殊セクションだった。
半年前に同僚を巻き込んでしまった事件が原因で、仕事へのやる気を失ってしまった進ノ介(竹内)は、そんな特状課の中で「サボり魔」と呼ばれている。
食堂でボーっとしている進ノ介に喝を入れる役目が霧子(内田)で、いきなり手錠をかけたり、蹴りを入れたりする強気キャラ。前半では、変身ベルト「ドライブドライバー」のミッションを受け、トライドロンに乗って変身してもピンときていない進ノ介に、仮面ライダーとしての自覚を持たせる役割も果たしている。
本作でブレイクした後にドラマ「陸王」でアスリートを演じた竹内だが、サッカー少年だったとはいえ、演技のアクションは初体験。あどけなさが残る表情とギアが入った時のキリッとした顔のギャップも魅力だ。進ノ介の口癖は「考えるのやめた」で、変身して戦う時には「ひとっ走り付き合ってやる!」という決めセリフを口にする。共に戦うミニカー「シフトカー」の存在や、敵を倒す際の武器になるカラフルなタイヤの装着など、車を相棒に進化していく仮面ライダーを生き生きと演じている。
■竹内と内田のコンビネーションも見どころのひとつ

(C)石森プロ・東映
自分が仮面ライダーと呼ばれることに首をかしげていた進ノ介も、人類の破壊を企む「ロイミュード」たちとバトルを繰り広げる内に、どんどんタフになっていく。
時には「死神」と呼ばれるロイミュードのチェイサーの言葉に惑わされ、葛藤するが、やがて市民を守ることの使命感に目覚める過程も描かれ、「重加速状態」によって傷を負った過去がある進ノ介と、笑顔を見せなかった霧子が、信頼し合うバディになっていくのも見どころのひとつ。
全力で役に臨む竹内と内田の演技と共に、「仮面ライダー」の転換期となった作品が楽しめる。
文=山本弘子
放送情報【スカパー!】
仮面ライダードライブ
放送日時:2024年5月12日(日)6:00~ほか
チャンネル:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
-
荒川良々×丸山隆平×上白石萌歌×赤堀雅秋が語り合う、赤堀作品の奥深さ 舞台「震度3」座談会
提供元:HOMINIS7/22(火) -
菅田将暉の素直で無邪気な表情が刺さる!映画「サンセット・サンライズ」
提供元:HOMINIS7/20(日) -
天性の人たらし?パク・ボゴムの「愛され力」が如実に表れた「THE SEASONS」の名場面...EXO・ベクヒョン、i-dleを魅了したMCスキル
提供元:HOMINIS7/21(月) -
親友の死、隠された真実。杉咲花演じる警察職員が事件の真相を暴く!映画「朽ちないサクラ」
提供元:HOMINIS7/21(月) -
市川実日子らの絶妙な会話劇に爆笑!「おじさんにしか見えない宇宙人」との日常を描くバカリズム脚本の「ホットスポット」
提供元:HOMINIS7/20(日)