池川侑希弥(Boys Be /関西ジュニア)が映画「雑魚どもよ、大志を抱け!」で見せた成長
2024.4.20(土)
Boys Be/関西ジュニアの池川侑希弥が初主演した映画「雑魚どもよ、大志を抱け!」(2023年公開)が、WOWOWで放送される。本作は映画「百円の恋」や朝ドラ「ブギウギ」の脚本、映画「喜劇 愛妻物語」の監督、そしてその原作本の作家として知られる足立紳が、原作・脚本・監督を手掛けた青春映画だ。
(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会
主人公の瞬は、山間の街に暮らす小学生。リーダー的存在の隆造、いじめられっ子のトカゲ、東大を目指す秀才の正太郎の3人と仲良しで、放課後もよくつるんでいた。瞬はこの先もずっとみんなと遊んでいたいが、母の命令で小6になったら塾に通わされることがもっぱらの悩みだった。結局、その後も成績は振るわず、塾に通うことになるわけだが、いざ始めてみると成績はどんどん上がり、母はご機嫌に。いつも怒られてばかりの瞬だったが、やればできることを証明するのだった。
だが、そんな矢先、塾をきっかけに仲良くなった西野くんが、地元で幅を効かせる中学生の舎弟である同級生にいじめられているのを目撃してしまう。最初にいじめに気付いたトカゲは憤慨し、腕っぷしの強い隆造に伝えて助けようと進言するが、西野くん本人から「そっとしておいてほしい」と言われた瞬は口をつぐむ。
(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会
普段は調子のいいことを言っているが、弱虫の瞬が顔を出し、見て見ぬふりをしてしまったのだ。おそらく自分でも気持ち悪いだろうが、どうにも動き出すことができない。そんな瞬に複数の問題が降りかかる。塾通いをきっかけに隆造との間に距離ができ、西野くんは不登校に、そして母の乳がんが再発する。時を同じくして、頼りの隆造もヤクザの父親と逃げた母親が警察沙汰になるほどの大げんかをしたことがきっかけで不登校となってしまった。そんな中、瞬らはいじめっ子の親分的存在の中学生の標的とされてしまう。頼みの綱は不在で、まさに大ピンチだ。
だが、この事態が瞬を成長させていき、この頃からかわいい悪ガキだった瞬の表情が大きく変わっていく。
終盤、隆造と二人きりでぶつかり合う長回しのシーン、そして最後の旅たちのシーンは見ものだ。瞬と隆造の衝突は決していがみ合いではなく、互いを思うがゆえのぶつかり合いで実にハートフル。瞬を演じるBoys Be/関西ジュニアの池川侑希弥の大きな瞳も、このシーンで一段と輝く。そして、1作を通してキリリとした印象に変化していく。
映画の公式サイトで池川本人もコメントしている通り、役の成長がそのまま彼自身の成長につながったようだ。今作が映画初主演作となった池川はまだ演技経験が浅く、オーディションでは監督の目さえ見ることができず、それが瞬らしいということで起用されたという。しかし、事前に行われた共演者たちとのリハーサルや岐阜県飛騨地方での撮影が大きな変化をもたらし、これには足立監督も驚かされたと各種インタビューで答えている。劇中だけでなく、池川を筆頭に演者たちの成長と眩しい瞬間を味わえる、大切なアルバムの1ページのような一作だ。
文=及川静
放送情報【スカパー!】
雑魚どもよ、大志を抱け!
放送日時:4月24日(水)16:45~
放送チャンネル:WOWOW4K
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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