松本まりかと松下洸平の迫真の演技から目を離せない!ドラマ「向こうの果て」
2024.4.12(金)
松本まりかの演技から目を離せなくなるのが、主演ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て」だ。
製作著作:WOWOW
本作はドラマ、舞台、小説の3つのコンテンツで展開されるオリジナルシナリオの連動プロジェクトとして発信されたもので、ドラマ版のメガホンをとったのは映画「ミッドナイトスワン」が日本アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞した内田英治。本作が連続ドラマ初主演となった松本は、運命に翻弄され、数々の男たちを虜にしてきた殺人放火事件の容疑者・池松律子を演じている。そんな律子の幼なじみであり、律子の人生に深く関わってきた君塚公平を演じているのは、松下洸平。全8話の物語には「夜叉のような女」、「娼婦のような女」、「嘘つきの女」、「贅沢な女」、「残酷な女」、「柔らかな女」などのタイトルが付けられ、律子の担当になった津田口検事(柿澤勇人)の取り調べによって、ヒロインのいくつもの顔が炙り出されていく。
製作著作:WOWOW
第1話から強烈なインパクトを残す松本、足蹴にされても律子を慈愛の目で見つめる公平を演じる松下の受け身の演技など、見逃せない場面の連続となっている。
■松下演じる公平を罵倒し、暴力をふるう律子を演じる松本の迫真の演技
毎回、登場する津田口検事と律子のやりとりは本作を語る上で欠かせないシーンとなっている。曖昧な態度で質問をのらりくらりと交わし、殺人について問われても、あくびをしたり、鼻を噛んだり、突然高笑いをしたりする律子。挙げ句の果てに検事を「亮ちゃん」呼ばわりする態度は、どこからどう見ても"魔性の女"である。
製作著作:WOWOW
青森県の弘前市に生まれ、民謡一座を背負って立つ歌い手の娘として育ち、"河原乞食"呼ばわりされながら、家庭環境を含めて過酷な環境で育ってきた律子。その流浪の人生が取り調べの中で徐々に明らかになっていく。第1話では、東京のスナックでホステスをしていた時の律子が、店に迎えにきた公平をみんなが見ている前で「てめえ、おせーんだよ!」と罵り、殴る蹴るの暴力を奮うシーンが強烈。松本の女優魂に終始、圧倒される。
■律子と関わってきた男たちの証言により、公平との関係が明らかに?
製作著作:WOWOW
律子の正体が掴めない検事は、彼女と関わってきた男たちに会いに行き、「あなたにとって池松律子はどんな女でしたか?」という質問を繰り返す。12 歳で律子を引きとった叔父は、「娼婦のような女だった」と言い、公平と共に律子の幼なじみで、今は弘前で刑事になっている村上は、「嘘つきな女だった」と証言する。
そして律子が18歳の時に結婚し、3年経った後に離婚した製薬会社の社長は、律子を「贅沢な女だった」と言い、また、「君塚公平には誰も勝てない」という言葉を残す。対峙する中で、時に微笑み、時に涙を目に浮かべる様子に翻弄される検事もまた、「律子沼」にハマっていく1人として描かれる。小説家であり、殺人放火事件の被害者である公平はなぜ、律子に罵倒されても殴られても抵抗しなかったのか...。深い闇が横たわる物語が進んでいくにつれ、2人の関係も浮き彫りにされていく。
描かれているのは昭和という時代だが、1人の女性の人生、孤独や愛について深く考えさせられる作品。松本と松下の迫真の演技に、息を呑まずにはいられない。
文=山本弘子
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