役所広司と竹内涼真の熱い演技が涙を誘う!ランニングシューズの開発で企業再生に挑む感動のストーリー「陸王」
2024.3.26(火)
第47回日本アカデミー賞で、ヴィム・ヴェンダース監督作「PERFECT DAYS」で自身4度目となる最優秀主演男優賞に輝いた役所広司。
そんな誰もが認める日本の名優が、100年以上続く老舗足袋業者「こはぜ屋」の4代目社長で主人公の宮沢紘一を演じ、高視聴率を記録したドラマ「陸王」が、3月30日(土)12:00~日本映画専門チャンネルで放送される。
原作は『下町ロケット』や『半沢直樹』シリーズでおなじみの池井戸潤。役所が全身で表現する、熱血で人情味溢れる主人公の魅力が本作のポテンシャルとなっているのは間違いない。また、「豊橋国際マラソン」でトップを走っていたのに足の痛みで転倒し、それでも諦めないランナー・茂木裕人を演じた竹内涼真は、宮沢の心を強く動かす重要人物だ。
「こはぜ屋」を手伝いながら就職活動をしている宮沢の息子・大地(山崎賢人※「崎」は正しくは「立さき」)も、茂木の生き方に憧れた1人。茂木がいなければ、足袋のノウハウを活かした"従来にない軽さと履き心地、怪我をしにくいランニングシューズ"を目指した「陸王」は生まれなかったであろう。
竹内にはサッカーのプロ選手を目指し、茂木と同じように挫折を味わった経験があり、スポーツ選手が置かれている状況や心理に共感するものがあったと、放送当時語っていた。そんな竹内だからこそ、無駄のない肉体と美しいフォームで走る姿には、本物のマラソンランナーにしか見えないリアリティがある。
■8キロもの減量をし、不屈のランナー役に挑んだ竹内

竹内はマラソンランナーの体型に近づけるため、撮影が始まる3ヶ月前から減量とトレーニングに励んだ。最も意識していたのは、「マラソン選手に見えるかどうか」だったというが、ストイックな役作りを経て竹内が演じる、長身でスレンダーな茂木が躍動感たっぷりにトラックを走る姿、勝負に挑む表情、時折見せる爽やかな笑顔に、惹きつけられずにはいられない。
物語の序盤、衰退していく足袋産業に悩む宮沢は、スポーツショップ経営者の有村(光石研)に勧められ、豊橋国際マラソンを息子の大地と見に行き、トップを走りながらも転倒してしまった茂木が、周囲に制止されるまで走り続けようとする姿を見て、足袋の軽さと縫製技術を活かしたランニングシューズを作ると決意する。そして社員たちと「陸王」の試作品を作り上げ、なんとか茂木に履いてもらいたいと奮闘するのだ。社長という責任を負いながら、その情熱としつこさで何度挫折しても諦めない宮沢と、茂木の怪我をしたことからくる葛藤や、ライバルであるアジア工業所属のランナー・毛塚(佐野岳)に抜かれるという焦り、そして勝ちたいという想いがオーバーラップするように描かれていく。
■「こはぜ屋」社員総出の応援の中で、走る直前に茂木が見せる笑顔も印象的

何度も茂木のところに足を運び、監督から「また、あんたか」と呆れられている宮沢。"しつこい足袋屋の親父"ぐらいにしか思われていなかったが、そんな中、茂木は怪我が原因でアメリカの大手スポーツメーカー「アトランティス」のシューズ契約から外されることになってしまう。「怪我をしたのは致命的」と厳しい言葉を浴びせられる中、信頼するシューフィッターから、怪我の再発を防ぐための走法と、ソールを薄くすることを提案されていた茂木は、今まで何度も手にとりながら足を入れなかった「陸王」を初めて履いて練習し、その軽さと走りやすさに驚愕。
一方の宮内は、より優れた軽さと耐久性を兼ね備えた素材「シルクレイ」の特許を持っている飯山(寺尾聰)をも巻き込み、多くの人たちに支えられながら、逆境の連続の中でついに「4代目陸王」を完成させる。
茂木の走りが良くなったことで、手のひらを返すように態度を変える「アトランティス」の社員たち。しかし、ニューイヤー駅伝で茂木は、「陸王」に履き替え、横断幕を持って応援する「こはぜ屋」の社員たちに笑顔を見せて頷く。その場面での竹内の表情は印象的で、感動のシーンだ。
4代目社長とアスリートの諦めない熱い戦いは、どんな結末を迎えるのか?役所の名演と、苦悩と走る喜びを体現した竹内の演技にも注目だ。
文=山本弘子
放送情報【スカパー!】
陸王(全10話)
放送日時:2024年3月30日(土)12:00~ほか
チャンネル:日本映画専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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