クリス＆ガウィンの掛け合いが好相性！時空を超えた「優しい恋心」がタイで反響を呼んだ「Be My Favorite」

2024.3.24(日)

ブライト(Bright)＆ウィン(Win)の爽やかなカップリングが熱狂的なファンダムを生み出した「2gether」(2020年)シリーズより前に、本格的なブームを生み出したタイBLの"金字塔"と言えば、「SOTUS／ソータス」(2016年)シリーズ。特に"ツンデレの極致"ともいえるアーティット先輩を演じたクリス(Krist)のファンは多く、相手役の後輩コングポップを演じたシントー(Singto)とのカップリングは今も根強い人気を誇っている。

そんな中、昨年タイで配信されたクリスの最新ドラマ「Be My Favorite」が大反響。初恋を成就させるために奮闘する主人公・ガウィ役が、クリスの"新たなハマリ役"としてファンから熱い支持を集めた。

3月31日(日)より女性チャンネル♪LaLa TVにてTV初放送される「Be My Favorite」は、"過去"と"現在"をつなぐガラス玉のオルゴールを手に入れたガウィがタイムスリップを繰り返しながら本当の恋に気づいていくファンタジックなラブストーリー。

「2gether」を生んだ人気作家・ジッティレインが"最も思い入れのある作品の一つ"と語る「You Are My Favorite」を原作に、「2gether」「SOTUS」をはじめ数々の名作を手掛けてきたGMMTVが映像化した注目作だ。

同級生の女性プレーマイに密かに思いを寄せる冴えない大学生・ガウィ。学校の人気者でイケメンのピーセーン(ガウィン)に邪魔され、ガウィの初恋は始まる前に終わりを告げる。それから12年後、いまだ恋人も親友もおらず孤独な日々を送っているガウィは、かつてプレーマイに渡せなかったガラス玉のオルゴールを思い出す。

ひょんなことから出会った謎めいたおじさんに修理してもらった、そのオルゴールを回した瞬間、ガウィンは不思議な力に導かれて大学時代にタイムスリップしてしまう。そこで今度こそ初恋を実らせようと奔走するが、また"現在"へと舞い戻ると、なぜかプレーマイではなくピーセーンと親密な関係になっていた。初恋を諦めきれないガウィは、オルゴールの力を使って、過去と現在を行き来していく...。

タイムスリップする前のガウィは、面白みに欠ける地味な青年だ。奨学金の返済に追われる日々で、お金もないから友達の誘いも断るし、自分から積極的に話しかけることもない。

だが、初めて過去にタイムスリップした時、ガウィは「これは夢だ」と思い込む。「これは俺の夢なんだから、どう思われてもいい。夢の中では何でもできる」。自由な心を手に入れたガウィは見違えるほど積極的になり、初恋を取り戻すためピーセーンに宣戦布告。地味な"ぼっちキャラ"から、自信に満ち溢れた青年へと生まれ変わったガウィを、クリスがチャーミングに好演している。

そんなガウィの相手役ピーセーンを演じるのは、「Dark Blue Kiss ～僕のキスは君だけに～」(2019年)で人気に火がつき、本作で満を持して初主演を飾ったライジングスター、ガウィン(Gawin)。ガウィとは対照的に、バスケやDJが得意なイケメンで、女性に対する振る舞いもスマートな人気者ピーセーンを魅力的に演じている。

プレーマイに恋しながらも、ピーセーンの言動が気になって仕方がないガウィ。一方のピーセーンも、予想外の行動ばかりするガウィに興味を持ち始める。チンピラの痴話げんかを止めに入り、その手下たちに追いかけられるシーンでは、ピーセーンがガウィを引き寄せ、手を繋いで走り出す...そんな2人の"恋の予感"に満ちた青春感も堪らない。

12年後のハッピーエンドを先取りし、そこから恋のはじまりにタイムスリップするという展開がユニークな「Be My Favorite」。憎まれ口を叩き合いながらも、ガウィとピーセーンの間に徐々に芽生えていく恋心――ファンタジックな演出が刺激的なスパイスとなり、移ろいゆく心情の揺れが丁寧かつリアルに紡がれていく。初顔合わせとは思えないクリス＆ガウィンの相性の良さと2人の等身大なキャラクターに目も心も奪われること必至だ。

文＝酒寄美智子

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