藤井聡太が2年連続の1位に。将棋界の賞金ランキングを紹介
2024.3.10(日)

毎年発表されている将棋界の賞金ランキング。2023年は八冠制覇を成し遂げた藤井聡太竜王・名人が1億8634万円で2年連続の1位となった。タイトル戦ではいまだに無敗で、これからしばらくは藤井が1位を取り続ける可能性は高い。こちらの金額を他の競技と比較してどうかは一概には言えないが、第5位には53歳の羽生善治九段が入っているように、選手生命はスポーツ選手と比べて長い。
将棋界の賞金ランキングは対局料と成績に応じた賞金の合算で、それ以外の収入は含まれていない。たとえばファンが目にする解説やイベント、教室の仕事、雑誌や書籍の原稿料や印税はいくら稼いだとしても関係はない。また、その年の対局結果が丸々入るというわけではなく、決着が年末に近くなる竜王戦七番勝負の賞金などは翌年に入ることになる。2022年に竜王に挑戦した広瀬章人九段が4位に入っているのはそのためだ。
タイトルの序列は契約金の額によるもので、賞金や対局料も概ねその順番だ。賞金の最高額は竜王戦で、優勝賞金は4400万円。ランキング戦や決勝トーナメントの金額も大きく、竜王戦で活躍すると賞金ランキングにも顔を出すことになる。伊藤匠七段も竜王戦七番勝負の賞金は入っていないものの、勝ち上がっていく途中での活躍があるため、初の10位に入っている。伊藤は棋王戦五番勝負にも登場しており、今年はさらに順位を上げてくることだろう。

⒞囲碁・将棋チャンネル
女流公式戦の最高額は白玲戦の1500万円。序列が上位のヒューリック杯白玲戦、大成建設杯清麗戦、マイナビ女子オープン、リコー杯女流王座戦はいずれもこの十数年で創設されたもの。昔と比べると全体の賞金が大幅に上がっている。
なお、この賞金ランキングはただの名誉ではない。トップ棋士12人が選抜される将棋日本シリーズJTプロ公式戦の選抜基準にもなっている。前回優勝者、タイトルホルダー(これらは当然ランキングに入ってくるが)以降は賞金ランキングの上位から順に選抜されていく。今年は前回優勝、タイトルをすべて藤井が独占しているため、2~4位の棋士はシードにもなる。この棋戦に出られることが一流棋士の証となる所以だ。
これまでの最高額は、1995年に当時のタイトルを独占した羽生善治九段の1億6597万円で、昨年の藤井は歴代最高額を更新したことになる。タイトルが増えたことも要因であり、これが現在の将棋界の獲得賞金額の限度に近いと言える。もし更新するとなれば、新しくタイトルや棋戦が増えた時になるだろうか。
文=渡部壮大
放送情報【スカパー!】
[生] 第49期 棋王戦コナミグループ杯 五番勝負 第4局 藤井聡太棋王 vs 伊藤 匠七段
放送日時:3月17日(日)8:45~
放送チャンネル:囲碁・将棋チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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