桐谷健太と東出昌大が対照的なコミカルさを見せる、ドラマ「ケイジとケンジ」
2024.2.25(日)
桐谷健太と東出昌大がW主演を務めた連続ドラマ「ケイジとケンジ〜所轄と地検の24時〜」。桐谷が演じるのは、元は体育教師だったが、生徒がグレてしまうのは悪い大人がいるからだ!と一念発起し刑事になった熱血漢・仲井戸豪太。一方、東出が演じるのは東大出身のエリートで大きな事件を担当したいと野心に燃えつつも、その仕事ぶりはクールで冷静沈着な検事・真島修平。この対照的な2人がタッグを組み、何かとぶつかりながらも事件に立ち向かう熱血コメディだ。
⒞テレビ朝日
交番勤務を経て念願の刑事になった仲井戸は、その熱意を持て余し、殺人事件を扱う捜査一課にも関わらず、横浜で多発している連続空き巣事件の捜査を開始。同僚の刑事・目黒元気(磯村勇斗)と共に巡回していると、まさに空き巣に入ろうとしている犯人と出くわし、見事に取り押さえることに成功。着任早々のお手柄だったが、その犯人が教師時代の教え子・滑川秀幸(馬場徹)だったことから仲井戸の説教がスタート。その甲斐あってか滑川は窃盗を自供し、横浜地方検察庁へと送られる。事件捜査を引き継いだ真島検事は滑川のある一言をきっかけに、これはさらに大きな事件になるかも!と俄然やる気になっていく。教え子がそんな大きな事件を起こすはずがないと信じたい仲井戸は真島と対立するも、事件の捜査を続行することに。
⒞テレビ朝日
「警察は検事より立場が下」と面と向かって言い放つ真島はどうかと思うが、素直といえば素直であり、その真島に正面からぶつかっていく仲井戸の構図は見どころの1つ。従来、検事に立てつく警察官はなかなかおらず、仲井戸以外の捜査一課の面々は真島検事が発する嫌味にも閉口するばかり。だが、本作の面白いところは、真島が片思いしている事務官・仲井戸みなみ(比嘉愛未)が仲井戸の妹であることから、いつもの強気発言ができなくなってしまうのだ。仲井戸自身は相手が誰であれ態度を変える性格ではなく思ったことを言っているだけだが、奇しくも検事と互角にやり合う刑事という構図が出来上がる。
⒞テレビ朝日
情熱あふれる刑事役を体当たりで熱演する桐谷、クレバーだがどこかズレている検事役をコミカルに演じる東出、その2人に振り回されながらも時にビシッとツッコむみなみ役の比嘉。力関係がトライアングルな3人のやり取りはクスッと笑わせてくれる。共演には、そのほか今田美桜、柳葉敏郎、風間杜夫など豪華な顔ぶれが揃い、脚本は本作と同じく検事の活躍を描いた大ヒットドラマ「HERO」の福田靖が手掛けているのだから面白くないわけがない。本筋である事件解決への道筋も、桐谷&東出をはじめとする役者陣の激しいやり取りも、どちらも楽しめる傑作となっている。
文=石塚ともか
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