「らき☆すた」原作20年記念オーケストラコンサートでアニメを彩った名曲が豪華アレンジで蘇る。今野宏美「みなさんと一緒の時間を過ごせて楽しかった」
2024.2.8(木)
2月4日、久喜総合文化会館 大ホールにて「『らき☆すた』オーケストラコンサート~20周年だよ、全員再集合!~」が開催された。2009年3月に日本武道館にて開催された伝説のライブイベント「らき☆すたin武道館 あなたのためだから」の大盛況から15年の時を経て、原作コミック連載開始から20年を記念した音楽イベントとして「らき☆すた」の聖地でもある久喜市に帰ってきた。
本公演のグッズTシャツを着た指揮の吉田行地とらっきー☆すたーオーケストラ a.k.a Heartbeat Symphonyがステージに登場すると、客席からは大きな拍手が起こる。夜公演の1曲目は「らっきー☆ちゃんねるのテーマ」でスタート。続くMCではラジオ番組「らっきー☆ちゃんねる」で共演していた今野宏美(小神あきら役)と白石稔(白石みのる役)がステージに登場し、今野がお馴染みの挨拶「おは☆らっきー」と元気よく呼びかけると、会場からは人一倍大きな返事が。ファンにとってはお馴染みのコンビということもあって、絶妙な掛け合いで会場を笑いの渦に包み込み、オーケストラコンサートとは思えないリラックスしたムードを作り上げていく。この掛け合いを見て、きっと当時の「らっきー☆ちゃんねる」のノリを思い出したファンも多かっただろう。また、ゲストとして「らき☆すた」の音楽を支えてきた作曲家の神前 暁(MONACA)も登場し、楽曲のエピソードなども明かしつつ、コンサートを盛り上げていった。
ここからは「フンフンフン♪だよ、らき☆すた」や「スキップスキップだよ、らき☆すた 」などお馴染みのBGMのメドレーコーナーへ。「らららコッペパン」のフレーズでも知られる「フンフンフン♪だよ、らき☆すた」について、音源化されるまでのエピソードも交えつつ、懐かしいトークに花を咲かせた。そのまま「愉快だね、らき☆すた」 から「ぶっぶぶっぶぶーだね、らき☆すた」まで2曲の豪華メドレーを届ける。MCではそれぞれの愉快なタイトルの命名秘話など、楽曲をより深く知ることができる貴重なトークが繰り広げられた。
続けて「1年生はフレッシュだねぇ」〜「ひよりの妄想」、「センチメンタル修学旅行」〜「柊四姉妹」と2曲のメドレーを披露。MCではバックスクリーンに映し出された映像について触れ、白石は「京都アニメーションなだけあって京都の町並みのクオリティがすごい」と改めて感心していると、今野は「(1年生に対して)思い入れがあった」と振り返った。白石の「全米が泣くやつ」という前置きから前半最後の曲として披露されたのが「かなたのテーマ」。バックスクリーンに映し出された名シーンとともに涙腺を刺激する切ない音楽が会場を包み込み会場はしっとりとしたムードへ。きっと第22話を思い出しながら音に耳を傾けていた方も多かったのではないだろうか。
このMCからは柊つかさ役の福原香織がゲストで登場。福原は「私が久喜市くき親善大使をやっていることを知らない方もいると思うんですけど、『らき☆すた』に出たご恩も自分の中であって、少しでも恩返しをしたい気持ちで地元の方とイベントをやっているんですよ。だから、こうやって大きなイベントが開催されるのが嬉しいです」と語った。20年前の懐かしいエピソードや収録の思い出話なども挟みつつ、後半戦に突入。
組曲「らき☆すた動画」をオーケストラバージョンは、20曲もの「らき☆すた」を彩ってきた名曲たちが1曲になった豪華なセットリスト。今野が「ペンライトを持っている人はペンライトで盛り上がってください!」と呼びかけると、会場はそれぞれの推しカラーのペンライトで埋め尽くされるという、オーケストラでは見ることのできない光景が広がった。アンコールにはアニソン合唱プロジェクト「Nova Anima from ChoieL 」も加わって、オープニング主題歌「もってけ!セーラーふく」を披露。オーケストラの壮大なアレンジとNova Anima from ChoieL の歌声が合わさり、クライマックスにふさわしい空間が作られた。
最後には神前が「これほどの長い間、音楽が作品と一体化して共に愛されてきたということは作曲家冥利に尽きることだと思います」、福原は「終わってしまうのがすごく寂しいです。でも、20周年イヤーということでまだみなさんに会える機会もあると思いますので、ぜひまた会えるのを楽しみにしています」、今野は「キャストの方やスタッフさん、(ファンの)みなさんにお会いすると一気にあきらが入ってくるというか。それは作品の良さというか、この作品で鍛え上げられたあきらの力だなと感じました。今回はそんなみなさんと一緒の時間を過ごせて楽しかったです」、白石は「今の僕が声優として続けていられるのは『らき☆すた』という作品に出会って、いろんな方に見ていただいているからなんだと実感しています」と感想をそれぞれ述べ、約2時間にわたるオーケストラコンサートの幕が閉じた。
なお、本日のコンサートは2月11日(日)まで配信でもアーカイブ視聴が可能となっているので、その場でコンサートを観た方も見逃してしまった方もあの感動的なコンサートの模様をチェックしてみてはいかがだろうか。
取材・文=川崎龍也
放送情報
「らき☆すた」オーケストラコンサート~20周年だよ、全員再集合!~
開催日時:2024年2月4日(日)
1st 開場13:00 開演13:45
2nd 開場16:30 開演17:15
配信チケット販売期間:2024年1月12日(金)~2024年2月11日(日)21:00
□「ニコニコ生放送」で視聴する場合
受付ページ→https://dwango-ticket.jp/project/Yxl1ks6TMC
□「PIA LIVE STREAM」で視聴する場合
受付ページ→https://w.pia.jp/t/luckystar-concert-film/
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