ソン・ジュンギの感動的なスピーチも!パク・ボゴム、EXOのD.O.ら最旬スターも顔を揃えた韓国のアカデミー賞こと「第44回青龍映画賞」の名場面
2024.1.31(水)
世界規模でヒットを連発する韓流ドラマやK-POP同様、世界的評価が年々高まっている韓国映画。作品賞を含む4冠に輝いた「パラサイト 半地下の家族」(2019年)や、韓国人俳優として初めて助演女優賞(ユン・ヨジョン)を獲得した「ミナリ」(2020年※アメリカ製作)といったアカデミー賞を沸かせた名作もまだ記憶に新しいが、昨今の韓国映画の勢いがまざまざと感じられる場が"韓国のアカデミー賞"ともいわれる「青龍映画賞」の授賞式だ。
(C)KBS
同映画賞は1963年に始まり、2023年で44回目を数える韓国映画界最大の祭典。11月24日にソウル市汝矣島(ヨイド)KBSホールで開かれた授賞式には、第76回カンヌ国際映画祭で脚光を浴びた「ファラン」の主演俳優ソン・ジュンギをはじめ、2023年の韓国映画界を彩った大勢のスターたちが顔を揃えた。
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最優秀作品賞やチョ・インソンの助演男優賞など5冠を達成した「密輸」や、監督賞やイ・ビョンホンの主演男優賞など3冠を獲得した「コンクリート・ユートピア」(日本公開中)が特に目立っていた印象の「第44回青龍映画賞」。共に最多11部門にノミネートされた両作品は、開催前から大きな話題を振りまいていたが、当日も錚々たる顔ぶれを壇上に送りセレモニーを盛り上げた。
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スターで埋め尽くされた客席の最前列には、主演男優賞にノミネートされた「ザ・ムーン」のD.O.(EXO)ことド・ギョンスの姿も。惜しくも受賞は逃しても、発表の瞬間に垣間見せるスターたちの生の表情を目撃できるのも、権威ある授賞式ならではの見どころの一つだろう。
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主要部門以外で注目を集めたのが、ファンの投票で選ばれる人気スター賞。今回は「ファラン」のソン・ジュンギをはじめ、「貴公子」のキム・ソンホ、「コンクリート・ユートピア」のパク・ボヨン、「密輸」のチョ・インソンが受賞し、それぞれステージで感謝の思いを口にした。中でもジュンギは「『ファラン』のホン・サビンが今回、新人賞を受賞したのを見て監督と一緒に涙を流した。改めておめでとうと言いたい」とスピーチで語り、穏やかなジュンギスマイルで後輩を祝福。こうして共演者同士に芽生えた絆が窺えるのも授賞式の醍醐味味だ。
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さらにプレゼンターとして、アン・ボヒョンやペ・スジといった旬なスターが登壇した他、昨年「別れる決心」で主演男優賞&主演女優賞に輝いたタン・ウェイ&パク・ヘイルがそれぞれ同賞の受賞者を発表。ヘイルと共に登場したのはキュートなピンクのドレス姿のユナ(少女時代)。そして、紳士的な振る舞いでタン・ウェイをエスコートしたのは人気俳優のパク・ボゴム。普段は目にすることができない2ショットがいたるところで実現し、ステージに華を添えた。
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さらに、青龍映画賞クラスともなると祝賀公演も超豪華。NewJeansが登場し日本でも大ヒットした「ETA」「Super Shy」を披露した。客席にいる映画スターもこの時ばかりは"一ファン"となり、ステージを見つめる姿が時折カメラに抜かれる場面も。中には、熱心に振り付けをマネするBIBIやアン・ウンジンの様子が映し出され、SNSでも大きな話題となった。
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また、J.Y. Parkが強烈な衣装&メイクで「Sweet Dreams」や「When We Disco」などのメドレーを披露し、客席の度肝を抜いた。特に「When We Disco」のパフォーマンスでは、30年間もの長きに渡って「青龍映画賞」のMCを務め上げてきた女優キム・ヘスをステージに連れ出してダンスを共にするシーンもあり、これには場内の俳優たちもみな拍手喝采。
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そして今回は、授賞式の締めくくりとしてベテラン俳優のチョン・ウソンがサプライズ登壇し、特別なセレモニーも行われた。今回でMCを勇退するヘスに「彼女を『青龍映画賞』から見送るのは長年の恋人を見送る心情のように感じる」と思いのこもったスピーチで労い、客席の俳優たちもスタンディングオベーションでその様子を見守った。
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MCキム・ヘスの勇退も重なり、これまでにない感動を呼び起こした「第44回青龍映画賞」。その華やかな顔ぶれや演出からも、勢いを増す韓国映画界の"今"を感じ取ることができる、またとない機会となるはずだ。
文=酒寄美智子
放送情報【スカパー!】
第44回青龍映画賞
放送日時:2024年2月18日(日)11:50~
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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